ザ・プロディジーが最新アルバム『インヴェイダーズ・マスト・ダイ』からの第２弾シングルとなる“ウォリアーズ・ダンス”のＰＶを公開した。

デトロイト・テクノの生ける伝説、ジェフ・ミルズの別名義トゥルー・フェイスの“テイク・ミー・アウェイ”のフレーズを高速サンプリングで取り込んだこの楽曲は、イギリスの音楽フェス、ゲートクラッシャー・フェスティバル用に制作されたもの。当初はライブ用ということでリラックスしたモードで楽曲を制作したところ、それを聴いたキースが楽曲の風通しのよさと自由なフィーリングを気に入りリアムの背中を後押ししたという。

「リアムに言ったんだ。『本来のおまえのサウンドを使うことに躊躇するな。おまえがそのサウンドの所有者なんだ』とね。俺はリアムが以前と同じ方法で曲を作っているのを見て、作曲においての新たな自由が生まれた気がした。曲作りをただ楽しんでるんだ。見ていて新鮮だった。“ウォリアーズ・ダンス”がきっかけとなって、他の多くの曲が出来上がっていったんだ」（キース）

そして本楽曲を契機にリアムは解き放たれたようにアルバムの楽曲を次々に書き上げ、３人は『インヴェイダーズ・マスト・ダイ』を完成させた。“ウォリアーズ・ダンス”は、まさにターニングポイントとなった重要曲でもあるのだ。

なお、“ウォリアーズ・ダンス”のシングルはイギリスで５月11日、国内盤は５月20日に発売される。