ザ・ビートルズの聖地、リバプールのキャバーン・クラブが新型コロナウイルスの影響で永遠に閉鎖の危機

ザ・ビートルズの聖地、リバプールのキャバーン・クラブが新型コロナウイルスの影響で永遠に閉鎖の危機

ザ・ビートルズが300回近くライブを行った英リバプールのキャバーン・クラブが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、永遠に閉鎖される危機にあることがわかった。

「The Liverpool Echo」のニュースを報じた「SPIN」によると、キャバーン・クラブのオーナーの一人であるBill Heckleが、同クラブが毎週3万ポンド(約420万円)の損失を出していることを明かした。

最近はキャバーン・クラブの従業員20名が解雇され、このままだと今後も人員削減に追い込まれることが予想されている。Heckleは、万が一のために蓄えていた資金が半分になってしまったと語っていたという。

この苦境について、リバプール市長のジョー・アンダーソンが「The Liverpool Echo」に次のようにコメントしている。

「世界的に有名なキャバーンが、新型コロナウイルスの影響で永遠に閉鎖される可能性があるという事実は、とてつもなく重要な音楽業界がどれほどの危機に瀕しているかを政府に痛感させてくれます。このウイルスが想像を絶する苦痛と悲しみを引き起こし、我々のカルチャー・シーンにとって実在する脅威となっていることを証明しています。

キャバーンのような国宝を失う可能性は、全関係者とザ・ビートルズのファンに音楽愛好家、そして何よりもクラブで生計を立てている人々にとって最悪のシナリオです」


キャバーン・クラブのオーナーHeckleは、同クラブの存在をアピールするために、世界中のアーティストから送られたメッセージや演奏で構成したバーチャル・イベントを今月末に一週間にわたり配信する予定だと明かしていた。
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