ヴァン・ヘイレンの2代目フロントマンだったサミー・ヘイガーが、長年の確執で知られていたエディ・ヴァン・ヘイレンと、生前に関係を修復していたことを明かしていたことがわかった。
1985年にサミーは、デイヴィッド・リー・ロスの代わりにヴァン・ヘイレンに加入したが、1996年に脱退。メンバーとの不仲が原因だったと言われている。
「Ultimate Classic Rock」によると、サミーがSiriusXMの番組「The Howard Stern Show」に、次のような内容の文を送ったという。
「エディと私はテキストをやり取りし、今年初めにコミュニケーションを取り始めて以来、私たちは仲良くやっていた。リユニオンなどの噂が飛び交うから、そのことは誰にも言わないとお互いに同意していた。エディも私も再結成がないことはわかっていたからだ。それに彼は、自分の健康について誰にも知られたくなかったんだ」
バンド脱退後にサミーはメンバーと和解しようとする試みと、エディとドラマーのアレックスに対する批判を交互に繰り返していたとのこと。しかし、デヴィッド・ボウイとグレン・フライが亡くなった後、サミーは過去のインタビューでエディとの関係を考え直したと語っていたそうだ。
「(二人の死で)批判をやめて、エディ・ヴァン・ヘイレンとの関係や良くなかった物事について考え、『後悔や因縁なんかを持ったまま埋葬されたくない』と思ったんだ。ただ皆と友達になって、『もう忘れよう』と言いたくなったんだよ」
なお、サミーはエディの訃報を受け、「胸が張り裂けそうで言葉もでない。私の愛が家族に届きますように」と追悼の意を示している。