ジューダス・プリーストのフロントマン、ロブ・ハルフォードが、今でも肝に免じているという、数十年前にキッスのジーン・シモンズから貰ったアドバイスについて語っている。
「LOUD WIRE」によると、トゥイステッド・シスターのギタリスト、ジェイ・ジェイ・フレンチが司会を務めるポッドキャスト番組「The French Connection: The Music Business And Beyond」にロブが出演。キッスのジーン、ポール・スタンレーとは昔から素晴らしい友情を築いているというロブだが、何十年も前にジューダス・プリーストがキッスのオープニングを務めた際、ジーンから音楽業界について次のようにアドバイスされたことを明かしている。
「これだけは言わせてくれ。彼らが君たちについて何を言おうが関係ない。彼らがバンドの写真を正しく使って、君の名前の綴りを間違えない限りはね」
そう助言されたというロブは、ジーンの言葉について次のように話を続けている。
「特に音楽については色んな意見もあれば、数多くの異なる見解もある。それは自分ではコントロールできないから、どう対処するか考えなくちゃいけない。そういったネガティブな意見は、私生活も脅かし兼ねないからね。『お前はクソだ』とか、『がんで死ねばいい』とか酷いことを言われるんだよ。だから、そんな言葉に対処する方法を学ばなくちゃいけない。こういった状況は、特にポップ音楽の若いアーティストによく見られる。
若いアーティストが急に有名になったら、ネガティブな意見にどう対処する? 経験も知恵も必要だ。だから、あのジーンのシンプルなメッセージを俺は今でも忘れない。『彼らが君たちについて何を言おうが関係ない。彼らがバンドの写真を正しく使って、君の名前の綴りを間違えない限りは』ってね。それは言い得て妙だ」
ロブは、「人のネガティブな意見に左右されてはいけない」という、ジーンの貴重なアドバイスに今も従っていると明かしていた。
『ロッキング・オン』最新号のご購入は、お近くの書店または以下のリンク先より。