ビーチ・ボーイズが、バンドの知的財産権を売却したことが明らかとなった。
「Ultimate Classic Rock」によると、米実業家アーヴィング・エイゾフが経営するIconic Artists Groupが、バンドの音源や記念品、肖像権などを含む知的財産権を購入したという。その売却額は明かされていない。
そんななか、メンバーのブライアン・ウィルソンとマイク・ラブ、アル・ジャーディン、カール・ウィルソンの遺産管理団体が、知的財産の売却について次のような共同声明を発表した。
「ビーチ・ボーイズとバンドの歌は、私たちの人生において大きな喜びのひとつです。半世紀以上の間、私たちは世界中の何世代にもわたるファンが集まり、バンドが何十年も愛し演奏してきた曲を合唱して踊り、音楽を楽しむ姿を目にしてきました。
来たるビーチ・ボーイズの結成60周年に向けて、私たちは、音楽が時の試練を超えるバンドとして伝統を守り続けながら、ブランドの機会を拡大するためのパートナーを求めていました。アーヴィングとIconicは理想的なパートナーであり、ビーチ・ボーイズの続いていくレガシーが、考え得る限り最高の所有者の手にあると確信しています。私たちは、ビーチ・ボーイズとしての偉業と、バンドの曲がファンに共鳴し続けることを誇りに思っています」
ここ最近ではビーチ・ボーイズのほかにも、ボブ・ディランやニール・ヤング、フリートウッド・マックのスティーヴィー・ニックスとリンジー・バッキンガムが、巨額で音楽カタログの権利を売却したことが話題となっていた。
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