再結成したピクシーズのニュー・アルバムがリリース間近なのではないかとの憶測が4月21日から飛び交っていたが、ボックス・セット『Minotaur』のリリースであることが明らかになった。
『Minotaur』は6月15日から先行予約が可能で、彼らのキャリア全体にわたる音源が収録されたコレクターズ・ボックスだという。
このボックスでフィーチャーされているアルバムは、『カム・オン・ピルグリム』(1987)、『サーファー・ローザ』(1988)、『ドリトル』(1989)、『ボサノバ』(1990)、『トゥロンプ・ル・モンド』(1991)の5枚。
『Minotaur』では、これら5枚のアルバム全てを24kレイヤードCDおよびブルーレイのフォーマットで聴くことができる。また、デラックス版には1991年に行われたブリクストン・アカデミーでの伝説的ライブのDVD、バンドの全てのPV、54ページのブックレット、ヴォーン・オリヴァーによって再構成されたアートワークが付いている。
オリヴァーはピクシーズのオリジナル・アートワークの大部分に携わっており、今回の『Minotaur』のためにマテリアルの多くを写真家のサイモン・ラーバレスティアとともに撮りなおしている。
現在エプソムで芸術大学の教授を務めているオリヴァーは、新しいデザインを制作するにあたって生徒に援助してもらったという。
「何人かの生徒を選んで、トラック・リストのタイトルを3次元的に再構成したんだ」と、彼はプロジェクトについて語る。「トラック・リストをカードから切り取り、そこに光を当て、釘を使ってタイトルを作った。すべては手作りさ」
また、限定版の『Minotaur』にはデラックス版の内容に加え、5枚のアルバムの180グラム・レコード、ジークレー印刷されたオリヴァーのアートワーク、72ページのハードカバーの本がついている。
(c) NME.COM / IPC Media 2008/2009
ピクシーズ、ボックス・セット『Minotaur』を夏にリリース
2009.04.22 18:38