ザ・クリブスの4枚目のスタジオ・アルバムの制作がほぼ完了している。アルバムは9月のリリース予定。
レコーディングはプロデューサーのニック・ローネイ(ヤー・ヤー・ヤーズ、ニック・ケイヴ)が所有するロサンジェルスのローレル・キャニオンで、この春数週間をかけて行われた。
「LAにはかなり長いこといたんだ」と言うのはNME.COMの取材でのゲイリー・ジャーマン(B/Vo)。「1stアルバムのときは1週間だったけど、今回は3ヶ月近くレコーディングに費やした」
「僕らはすべての音を生演奏で入れていて、作業を終える午前1時〜2時ごろにはもうLA中のバーが閉まっていたから、街に繰り出すこともなかった。なんだか社会的な実験みたいだったね」と彼は言う。
彼の話では、すでにアルバムに収められる全12曲のレコーディングが完了し、2曲を残してミックス作業も終わっているという。この2曲については、来週ロンドンで作業する予定。
収録曲のタイトルは、“Last Year’s Snow”、“Cheat On Me”、“Stick To Your Guns”、“Ignore The Ignorant”、“We are aborted”、“We Share The Same Skies”など。
曲順については今も悩んでいるという。「いろんな曲順が書かれたバーのナプキンを持ってるよ」とゲイリーは笑う。
また、タイトルについてはメンバーの間で考えが一致しないそうだ。「いろんな意見があってね。このレコードは今後ずっと僕らの人生につきまとうだろうから、タイトル選びも苦心しているんだ」
プロデューサーのニック・ローネイとの相性もよかったという。「ニックはこれまでにいくつかの素晴らしい作品を作ってきたし、真剣に音楽を追及しているバンドと組んできた。さまざまなアイディアを受け入れ、僕らの一番いい部分を引き出してくれる。僕は手術を受けて以来、スタジオでなかなか声に自信を持てずにいたんだけど、彼のおかげでメンバー全員が作業に集中し、自信を獲得して、一番いい自然なパフォーマンスをすることができるようになった」
ザ・クリブスは9月からUKツアーを行い、その後来日もするという。2009年中にはUSツアーも行いたいとのこと。
(c) NME.COM / IPC Media 2008/2009
ザ・クリブス、ニュー・アルバムの制作が最終段階に
2009.06.05 21:08