元ストーンズのミック・テイラー、印税未払いで告訴も辞さず?

ザ・ローリング・ストーンズのギタリストだったミック・テイラーが、長い間バンドから印税を支払われておらず、告訴することも考えていると話している。

1969年にストーンズに加入したミック・テイラーは1974年に脱退し、その後バンドはロン・ウッドを迎えた。

デイリー・メール紙の取材に対し、彼は1982年にストーンズが<CBSレコード>と契約して以来、“スティッキー・フィンガーズ”や“メイン・ストリートのならず者”など、自身が関わったアルバムの印税を受け取っていないと話した。

最近は弁護士に依頼して引き続き印税が支払われるよう手配するべきだったと後悔しているそうだ。

「弁護士を雇うべきだったよ」と彼は言う。「そうする代わりに俺は奴らに向かって汚い言葉を吐き、なぜ金を払うのをやめたのかと詰問しただけだった」

だが彼は、今からでもこの問題に取り組むつもりでいるという。

「これが正しいことじゃないってことはみんな分かっているんだ。実際、ひどい話だよ。奴らは金をすべて手にし、俺は喝采やら賛辞やらを受け取った。ミック(・ジャガー)からさえもね。ミックとは2、3度話そうとしたが、奴らに事態を深刻に受け止めさせるためには弁護士を雇うしかないのかもしれないと思うようになった。でもあいつらは俺がこの件について何かするとは思っていないだろうな」

現在はこの未払いの印税について、ストーンズに対して正式な形で接触を取ろうとしているところだそうだ。「これから何かするよ。6枚のアルバムからの俺の印税を差し止めるのは道徳的に間違ったことだからな」

またミック・テイラーは、自分なしには“スウェイ”や“ムーンライト・マイル”などの曲は存在しなかったと主張している。

「こう考えてみよう――俺が貢献しなければ存在しなかった曲だってあるんだ。それほど多くはないが十分な数の曲がね。『スティッキー・フィンガーズ』の“スウェイ”や“ムーンライト・マイル”や、他にもいくつかね」

(c) NME.COM / IPC Media 2008/2009
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