曽我部恵一が、12月4日にカバーアルバム『Sings』をリリースすることが明らかになった。曽我部恵一のソロ名義としてはアルバム『blue』以来、2年4ヶ月ぶりの新作となるこの作品は、08年から09年にかけて行われた『曽我部恵一ソロ・アコースティック・ツアー 2008―2009』のライブ8会場限定で販売されていたもの。一般発売を待ち望む声があまりにも多かったため、今回1年越しにリリースすることとなった。曽我部が「自分の身の丈で歌ってみたかった」と語る今回のカバーアルバムは、トラッシュ・キャン・シナトラズの“ハウ・キャン・アイ・アプライ?”で幕を開け、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド“サンデイ・モーニング”へと続き、ビートルズの“イエスタデイ”、ベン・E・キング“スタンド・バイ・ミー”から大滝詠一やジャックスといった邦楽やマドンナの“ライク・ア・ヴァージン”、さらにストゥージーズやオジー・オズボーン、ミスフィッツまでもアコースティックかつメロウにカバーした珠玉の1枚となっているようだ。今作について、曽我部は以下のコメントも同時に発表している。
「このアルバムに収録された曲たちは、2008年いっぱいをかけ、ローズレコーズの事務所で、簡素でちっちゃなレコーダーを使って録音されました。たいていは深夜、スタッフがみんな帰ってから、作業が始まります。作業と言っても、デスクの上にレコーダーを置いて、アコギを持って歌うだけ。オフィスの前を車が通れば、その音もちゃんと入りますし、夜更かしの猫がおもてで鳴けば、それも入ったでしょう。
とにかく、気が向いたときに、気が向いた曲を歌ってみたのです。どの曲も、昔からぼくの心のなかに折にふれ流れる、つまり人生のサウンドトラック。そんな曲ばかりです。原曲はどれも、びしっとしてちゃんとしています。でもぼくは、それらを自分の身の丈で歌ってみたかった。それも、ステージに立つときとは違った、自分の部屋の中のジャストサイズで。例えて言うなら、フォークギターを練習中の中学生がソングブックを見ながら練習しているような、もしくは、恋人に聴かせるために、彼女の大好きな歌を歌っている彼氏のような。
そんな素朴さで歌うために、いつものスタジオや録音機材からちょっと身を離してみたのです。そうやって録音したものに、すこしだけ音をかぶせたりして、このアルバムは出来上がりました。自分史上もっとも制作期間が長かったアルバムにしては、なんとすっぴんな音なんだろうと驚いてしまいますが、ぼくはこのアルバム、結構気に入っています。
願わくばこの音楽が、なんでもない水のように、あなたのこころにすっと入っていきますように」曽我部恵一
カバー・アルバム
『Sings』
12月4日発売
ROSE RECORDS
CD:¥2,500(税込)ROZE 70 JAN CODE:4582202440465
アナログ盤:¥2,500(税込) ROZE 70X JAN CODE:4582202440502<収録曲>
1. How Can I Apply…? (THE TRASH CAN SINATRAS)
2. Sunday Mornig (THE VELVET UNDERGROUND)
3. Last Caress (THE MISFITS)
4. Goodbye To Romance (OZZY OSBOURNE)
5. サイダー ’73 (大滝詠一)
6. No Fun (THE STOOGES)
7. Here Comes Your Man (PIXIES)
8. Like A Virgin (MADONNA)
9. 時計をとめて (ジャックス)
10. Blue Thunder (GALAXIE 500)
11. Yesterday (THE BEATLES)
12. LOVE (JOHN LENNON/PLASTIC ONO BAND)
13. Stand By Me (BEN E KING)
曽我部恵一、2年4ヶ月ぶりのソロ作品リリース
2009.10.14 00:00