KTタンストールが選挙に立候補した義理の父親と絶縁

イギリスでは5月6日に総選挙を控えているが、シンガー・ソングライターのKTタンストールの義理の父親が極右政党のイギリス国民党から選挙に立候補することが明らかになり、KTとの縁を切ったそうだ。

立候補したのはKTの義理の父親、デヴィッド・オールで、10年党員を務めてきたオールはスコットランドのウェスト・ローシアンのリヴィングストン市で立候補する。オールはKTの生みの母親、キャロル・アンと89年に結婚した。

ヘラルド紙が報じたところによると、中国人とのハーフで香港生まれであるキャロル・アン・オールがデヴィッド・オールをイギリス国民党の候補として推薦したそう。もともとキャロル・アンはKTの生物学的な親でしかなく、KTは養子縁組によって別のイギリス人夫妻によって育てられていたが、KTとキャロル・アンは06年に再会を果たしていた。

KTとの関係性についてデヴィッド・オールはこう語っている。「KTはぼくたちの信条を信頼しようとしないんですよね。まあ、彼女はいわゆる環境問題オタクというか、健康食信奉者みたいな子ですから。KTとはツアーをやっている時に会ったりしますが、ぼくがイギリス国民党の候補になったと聞いた時はさすがにドン引きしたみたいです」。

また、KTの母親についてはこうも語っている。「キャロルは党首のニック・グリフィンにも会っていますよ。グリフィン党首とは1年半くらい前に(スコットランドの)パースで会ったんですよね」。

KTは以後、オールとはまったく連絡を取っていないという。「KTはイギリス国民党とその体現しているものを嫌悪しています」とKTのスポークスマンは説明している。「デヴィッド・オールとはその後、一切連絡を取っていないと聞いています」。

(c) NME.COM / IPC Media 2010
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