M.I.A.がNYタイムスのジャーナリストの電話番号をネットに晒す
2010.05.28 12:30
MIAは自身が受けた取材の記事に明らかに反感を感じたらしく、ツイッターで記事を書いたジャーナリストの電話番号を晒している。
問題の人物はニューヨーク・タイムズ紙に記事を書いているリン・ハーシュバーグというジャーナリストなのだが、5月27日にM.I.A.はツイッターでさも電話番号がハーシュバーグのではなくて自分のものであるかのように晒している。
そして、番号のあとでこう書きつけている。「NYT(ニューヨーク・タイムズ)の本当のことについて話したければ、電話して。一日中あんたらビッチからの電話受付中」。
しかし、電話をすると実際にはハーシュバーグの事務所に直接つながってしまう。現時点では留守電もいっぱいだそうだ。
また、M.I.A.はその後、記事の自分のバージョンを自身のレーベルのニート・レコーディングスのHPで公開するとツイッターで宣言した。
「ニュースとは主観でしかない! 編集する前のインタビューをこの記念すべき週末にニート・レコーディンスで発表する予定」
問題の記事はかなり長大なもので、M.I.A.の生い立ちと経歴、その政治性の根拠、そして新作をめぐるさまざまなエピソードをかなり詳細に紹介したものとなっている。ただ、M.I.A.の数々の政治的な発言の有効性を問うためにハーシュバーグがスリランカ民主フォーラムなどといった人権団体の意見をいちいちぶつけてきたりしていて、記事の狙いがなんとなく窺われるところが癇に障ったのだろう。
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