アイアン・メイデン新作完成! レコーディングとツアーについて語る

アイアン・メイデン新作完成! レコーディングとツアーについて語る

アイアン・メイデンのニュー・アルバム『ファイナル・フロンティア』(原題:THE FINAL FRONTIER)のリリース日が8月16日(アメリカは17日、日本は18日)に決まった。

今回の発表と同時に、アルバムのアートワークとトラックリストも明らかとなった。アートワークのイラストレーションを手がけたのはメルヴィン・グラント。そして、アルバム1曲目に収録される“エル・ドラド”が、アイアン・メイデンのオフィシャル・サイト(→www.ironmaiden.com)で無料配信されている。

この“エル・ドラド”についてブルース・ディッキンソンは以下のように語る。
「“エル・ドラド”は来たるスタジオ・アルバムのプレビューだ。我々は『ファイナル・フロンティア・ワールド・ツアー』のセットリストにこの曲を入れるつもりだから、ファンのみんなに感謝し、『ファイナル・フロンティア』の雰囲気に浸ってもらうために、ツアー直前そしてアルバム・リリース以前にこの曲を贈ろうと思った」。

アルバムのレコーディングは、アイアン・メイデンを長年手がけてきたプロデューサーのケヴィン“ケイヴマン”シャーリーを迎え、バハマのナッソにあるコンパス・ポイント・スタジオにて行われた。このスタジオはバンドにとって非常に馴染みのある場所で、4thアルバム『頭脳改革』(1983年発表)、5thアルバム『パワースレイヴ』(1984年発表)、6thアルバム『サムホエア・バック・イン・タイム』(1986年発表)をレコーディングしたスタジオとなる。

「このスタジオには1983年と全く同じヴァイブがあり、何も変わっていなかった!」と興奮気味に語るブルースは、さらにこう続けた。「隅の壊れたシャッター…同じカーペットに至るまで…全てが…。本当にまるで幽霊のしわざの様に。だが、こんな風に慣れ親しみ、良く整えられた環境で全員が非常にリラックスできたし、個人的にも、それがアルバムのプレイや雰囲気に表れていると思う」。

アイアン・メイデンは、6月9日のダラス公演を皮切りに『ファイナル・フロンティア・ワールド・ツアー』を開始する。ライブはアメリカ及びカナダの主要25都市で行われ、総動員数は35万人にものぼるという。ツアーはその後ヨーロッパへと続き、7月30日のアイルランド・ダブリン、そして主要なフェスティバルやスタジアムライブ、ルーマニア・トランシルヴァニア公演を挟み、8月21日のスペイン・ヴァレンシアで一旦終了する予定だ。

「メンバー全員がこのツアーを本当に心待ちにしている」と語ったのはバンドの創始者であるベースのスティーヴ・ハリス。「ファンには最新のステージ・プロダクションと照明をきっと気に入ってもらえると思うし、我々も新作収録曲の中から“エル・ドラド”をライブ・デビューさせるつもりだ。テキサスのメイデン・ファンは、このナンバーを世界のどこよりも早くライブで聴くことになるから、彼らの反応が、公演当日のオーディエンスにどんな風に受け止められるかが興味深い!」とまず初日のダラス公演を楽しみにしている様子。

そして最後にスティーヴはこう付け加えた。「エディは、このツアーのためにほんの少しだけ変貌を遂げたが、これまでで最も凶暴になっているかもしれない…サプライズを奪いたくないから、彼のことを話し過ぎないようにしないとならないが、彼が君を恐怖の底に誘うことは保証する」

○アイアン・メイデン『ファイナル・フロンティア』
2010年8月18日リリース
品番:未定

<トラックリスト>
1. Satellite 15.....The Final Frontier
2. El Dorado
3. Mother Of Mercy
4. Coming Home
5. The Alchemist
6. Isle Of Avalon
7. Starblind
8. The Talisman
9. The Man Who Would Be King
10. When The Wild Wind Blows
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