ワイト島フェス。ポール・マッカートニーがジミヘンへのトリビュートなどで閉める

ワイト島フェス。ポール・マッカートニーがジミヘンへのトリビュートなどで閉める

ワイト島フェスに出演したポール・マッカートニーはヘッドライナーとして6月13日にメインステージに登場し、今年のこのフェスを締め括った。

コメディアンのジェイムス・コーデンのビデオが流されたのに続いてポールはステージに登場し、“ヴィーナス・アンド・マース~ロック・ショウ”でショーを始め、そのまま“ジェット”の演奏へとなだれ込んだ。

その後、「ワイト島のみなさん、こんばんは! 今日はこれから思いっきり楽しむよ!」とオーディエンスに語りかけてから、この日最初のビートルズ・ナンバー、“オール・マイ・ラヴィング”を演奏した。

セットリストはポールのキャリア全体を辿る内容のものとなったが、“レット・ミー・ロール・イット”のエンディング近くでは、ワイト島フェスの名演で有名なジミ・ヘンドリックスの“パープル・ヘイズ”のフレーズを弾いて、ジミへのトリビュートをみせる一幕もあった。

その後、ポールはジミの思い出を観客に語った。「60年代にぼくはジミと知り合うチャンスに恵まれ、一緒につるむこともあって、短い間だったけど、すごくラッキーだったなと思うんだ。ほんとにいいやつだったんだよ。ジミからぼくたちにしてもらった最大のトリビュートは、『サージェント・ペパーズ』を金曜日にリリースして、その次の日曜日にジミのライブを観に行ったら、もう“サージェント・ペパーズ”をカバーしてくれてたっていうことだね。これほど嬉しいことってなかったよ!」。

ウィングス時代の“1985”や、“バンド・オン・ザ・ラン”、“バック・イン・ザ・U.S.S.R.”、ビートルズの“レット・イット・ビー”、“ヘイ・ジュード”などの名曲を取り上げ、この日のライブはかなりヒートアップする瞬間がいくつもあった。

最後は“イエスタディ”、“へルター・スケルター”、“サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド”という流れでショーを締め括った。

セットリストは以下の通り:
'Venus And Mars~ Rockshow'
'Jet'
'All My Loving'
'Letting Go'
'Let Me Roll It'
'The Long And Winding Road'
'1985'
'I'm Looking Through You'
'Blackbird'
'Here Today'
'Dance Tonight'
'Mrs Vandebilt'
'Eleanor Rigby'
'Something'
'Sing The Changes'
'Band On The Run'
'Obla Di Obla Da'
'Back In The USSR'
'Paperback Writer'
'Let It Be'
'Live And Let Die'
'Hey Jude'
'Day Tripper'
'Get Back'
'Yesterday'
'Helter Skelter'
'Sgt Pepper'

(c) NME.COM / IPC Media 2010
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