髭(HiGE)、ポップ・シーンへの新たな破壊工作開始!?

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昨年リリースされたアルバム『Chaos in Apple』でシーンのど真ん中に直球で飛び込んだ髭(HiGE)。彼らの2008年初となる音源が、7月16日リリースされるのだが、そのアルバムが、なななななんと1曲40分超というぶっとんだ作品だ! その名も『Electric』。インディー時代の名曲“Acoustic”(メジャー盤では2005年5月リリースの『Thank you,Beatles』に収録)のリメイクというアイディアから生まれたそうだ。

実は、髭(HiGE)の今年の前半の活動は、きたるべき5枚目のアルバムに向けての新曲制作という予定だったそうだが、突然バンドからレコード会社にこの音源が届けられ、急遽リリースが決まったという。この話だけ聞くと、「なんて勇気ある決断!」と思われるが、実際に本作『Electric』を聞くともっともだ、と大きくうなづける。そんな画期的な作品に仕上がっている。

浮遊感のあるエレクトロ・サウンドにのって、シンセ・ループや口笛、子供の声といった様々なSEが現れては消え、消えてはまた現れる。「1曲40分超!」という言葉から想像される「実験的」なものではなく、リスナーに、それすら超えた世界に向かって開かれた温かみのあるポップな作品なのだ。

こういうループ感のある楽曲の多くは、リスナーを世界の向こう側へと連れて行くサイケデリックな「忘我」の喜びが醍醐味だったりするものだが、この作品が凄いのはあくまでもこの生活の中で鳴っているような感覚を持っていることだ。その秘密は、何度も何度も何度も何度も繰り返されるこんな歌にある。

《正直もう、正直もう、右も左もあったもんか 正義も悪も無いんだもんな 嫌になっちゃうよ》

《何度だって言うぜ、何万回も このメッセージ聞こえるかい?》

こんなロックなメッセージが、浮遊感のあるサウンドにのってじわじわと体の奥まで響いていくる。彼らがいう《このメッセージ》が、世界のあちら側から聞こえてくるサイキックなものではなく、確かにこの現実から鳴らされたものだということが音から伝わってくる。そこが、今作の素晴らしさだろう。

髭(HiGE)特有の、変化球でひねくれた飛び道具かと思ったら大間違い。新しいポップ・ミュージックの可能性に挑戦した、大胆な勝負作だ。

こんな問題作について、須藤寿(Vo&G)、斉藤祐樹(G&P)がJAPAN7月号(6/20発売)にて語ってます。

また、7月16日(水)、本作リリース当日、リキッドルームにて一夜限りの『Electric』再現ライヴを決行! 絶対、見逃せません。(ロッキング・オン・ジャパン編集部)

髭(HiGE)
1song album
『Electric』
7月16日発売

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