6月30日時点での週半ばのチャート情勢では、エミネムとケイティ・ペリーがアルバムとシングル・チャートをそれぞれに押さえている模様だ。シングルではスヌープ・ドッグを客演に迎えたケイティの“カリフォルニア・ガール”がカイリー・ミノーグの“オール・ザ・ラヴァーズ”を抑えて1位を守っている。
アルバム・チャートでもエミネムの『リカヴァリー』が首位を守っているが、シザー・シスターズの新作『ナイトワーク』の激しい追い上げにも遭っている模様。『ナイトワーク』は来週のチャートで初登場する作品では最高位につけるのは確実とみられている。
またミューズの『レジスタンス』、スティーヴィー・ワンダーの『ベスト・コレクション』はどちらも週単位のセールスではトップ20に入りそうな勢いで、どちらもグラストンベリー・フェスのピラミッド・ステージ出演後に前週比で250パーセント以上のセールスの増加を記録している。ちなみにミューズは286.6パーセント、スティーヴィーは264.9パーセントのセールスの伸びを見せた。
ほかにもヴァンパイア・ウィークエンド、ザ・エックス・エックス、ザ・ナショナルらがグラストンベリー出演後にセールスの勢いを増している。U2に代わって急遽ヘッドライナーとして出演したゴリラズの『プラスティック・ビーチ』は95.5パーセント増、ヴァンパイア・ウィークエンドの『コントラ』は80.9パーセント増、ザ・エックス・エックスの『エックス・エックス』は112.3パーセント増を記録している。
さらにザ・ナショナルの『ハイ・ヴァイオレット』は107.4パーセント、マリーナ・アンド・ザ・ダイアモンズの『The Family Jewels』は101.6パーセントと、どれもすさまじいグラストンベリー効果を上げている。
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