イギリス政府、学生にバンド結成を奨励?
2010.09.27 20:00
イギリス政府が、若者向けの楽器習得奨励策を検討していることがわかった。
マイケル・ガヴ教育相は現在、すべての学生に楽器を習う機会を設けることを目標に、音楽教育のあり方の見直しに取り組んでいる。
クラシック音楽専門放送局クラシックFMのダレン・ヘンリー社長が率いる独立検討委員会がその見直し案を策定していて、ほかにも若者が生演奏で接する音楽の質的向上、校内・校外での音楽に触れる機会の増加、プロ・ミュージシャンの学校訪問の促進などを達成目標に挙げている。
「すべての若者に楽器を習い、楽譜の読み方を覚え、トップクラスの音楽教育を受ける機会が与えられるべきだ」とガヴ教育相は述べている。
ガヴ教育相はさらに以下のように語った。「公立学校において、楽器を習う機会を奪われている子供があまりに多いことは残念な事実だ。音楽に目覚める喜びが、家計に余裕のある親を持つ子供だけの特権になっているのは、どう考えても不公平だ」。
独立検討委員会は、今年中にも見直し案を提出する見込みだ。
写真はまったく関係ないですが、映画『スクール・オブ・ロック』。
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