U2のボノは現在制作中の新作についてデンジャー・マウスと作業を進めていることを明らかにした。
マネージャーのポール・マッギネスによると、アルバムは『Songs of Ascent(上昇の歌)』という仮題で作業が進められていて、来年の早いうちにリリースされる予定となっているが、ナールズ・バークレーやブロークン・ベルズを手がけてきたデンジャー・マウスことブライアン・バートンがプロデューサーを務めている模様だ。
「デンジャー・マウスとは12曲くらい一緒にやってるよ」とボノはジ・エイジに語っている。「今のところ、この作品群が次回作になりそうだね。というのも、すごく簡単に形にできているからなんだ」。
このほかにも2枚のアルバムに取り組んでいるとボノは明らかにしていて、そのうちのひとつがレディー・ガガとのコラボレーションを続けているレッド・ワンやブラック・アイド・ピーズのウィル・アイ・アム、デヴィッド・グエッタらと制作している「クラブ」アルバムだという。
「U2の90年代のリミックス盤って結構、お宝になってるんだよね」とボノは語っている。「それでクラブ・サウンドのアルバムを作ってみたくなったんだよ。曲はもう山ほどあるわけだし」。
それに加え、ボノとエッジとで来月ブロードウェイで上演されるミュージカル「Spider-Man」用に書いた楽曲をボノはコンセプト・アルバムとして編集してリリースしたいと考えているという。
「この話はまだバンドを説得しきれていないんだ」とボノは説明する。「ラリー(・マレン)はかなり眉をひそめているしね」。
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