ジェイ・Zが12歳の時に実の兄を撃った事件について語る

ジェイ・Zが12歳の時に実の兄を撃った事件について語る - 07年作 『アメリカン・ギャングスター』07年作 『アメリカン・ギャングスター』

ジェイ・Zが12歳の時に自身の兄を拳銃で撃ったことを明らかにしている。ニューヨーク・ブルックリン区の低所得者向け団地で育った頃に起きたこの痛ましい事件についてジェイ・Zが公で語るのは初めてのことだ。

クラック中毒になっていた自身の兄エリックが金欲しさに自分の指輪を盗んだ時に銃撃事件は起きたとジェイ・Zはガーディアン紙に語っている。

「その時は俺の人生も終わったと思ったよ。これで永遠に刑務所に行くことになるんだろうなってね。ほんと悲惨な気持ちになった。まだガキだったからね。ほんの子供だよ。心底ビビったね」とジェイ・Zは認めている。

しかし、ジェイ・Zの兄は弟の銃撃を訴えるようなことはせず、むしろ、薬物中毒が自身に及ぼした体たらくを詫びたという。この時の出来事をジェイ・Zは97年の“ユー・マスト・ラブ・ミー”のなかでラップとしてこう綴っている。「あんたの瞳の中に悪魔を俺は見た/大麻とは較べものにならないほどハイになって混乱していて/幼い俺は目を閉じて指を引くしかなかった」。

自身の生い立ちをまたジェイ・Zはこう説明している。「銃なんてどこにでもあったよ。手に入れるのだって近所でどうにかなったもんさ。どこにでもあったからね」。

「発砲事件は頻繁にあったけどね、俺はほかには誰も撃ったことはないんだ。発砲事件とかだとね、実はたいして人が撃たれたりしないんだよ」。

(c) NME.COM / IPC Media 2010
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