今年の夏も『ロックロックこんにちは! Ver.12「十二2宴」』の開催が決定し、この夏も精力的に活動するスピッツ。彼らの新曲「若葉」が、11月8日(土)より新宿ピカデリーほかで全国ロードショーとなる映画『櫻の園-さくらのその-』の主題歌に決定した。
この映画は、85年〜86年にかけて「LaLa」で連載された吉田秋生の名作コミック『櫻の園』を原作にした映画。名門女子高を舞台に、6人の女子高生が悩みながらもしっかりと人生の一歩を踏み出していく姿を描く、多感な少女たちの青春物語で90年に一度映画化されており、世代を超えて読み継がれているこの名作が18年の時を経て再び映画化されることになった。主演は注目の若手女優・福田沙紀で、寺島咲、杏、大島優子、はねゆり、武井咲が共演。さらに特別出演として米倉涼子、菊川怜、上戸彩らの豪華キャストも名を連ねている。
主題歌となる「若葉」は草野マサムネが脚本と映画のラッシュ版を見た上で、この映画のために書き下ろした新曲だという。思春期の女の子達が揺れ動く感情を抱きつつ、不安を抱えながらも前に向かって進んでいく、という映画のテーマに相応しいナンバーとなり、エンディングに爽やかな印象を残している。この楽曲について草野マサムネは「新しい何かが始まるときの期待、怖れ、羞恥、高揚などが入り混じった青い気持ちを鮮やかによみがえらせてもらいました。オトナになったからって簡単に忘れるものじゃないんだね。今時珍しいくらい、ホントにまっすぐで切ない映画です。そんな「櫻の園」に歌で参加できたことを光栄に思います!」とコメントしている。
スピッツが映画の主題歌を書き下ろすのは06年夏公開の『ハチミツとクローバー』主題歌となった“魔法のコトバ”以来、約2年ぶり。尚、この新曲「若葉」はスピッツ34枚目のシングルとして映画の公開タイミングである今秋にはリリースされる予定とのこと。
この夏は全国各地で夏イベントに出演し、9月下旬からは全国ツアー「SPITZ JAMBOREE TOUR 2007-2008“さざなみOTR”」の後半戦も控えており、早速この新曲がお披露目されるかも!? お楽しみに!