ミュージカル版『スパイダーマン』がようやく無事にプレビュー公演を終える

ミュージカル版『スパイダーマン』がようやく無事にプレビュー公演を終える - 1983年作『WAR(闘)』1983年作『WAR(闘)』

U2のボノとエッジが音楽を提供したものの、トラブル続きで開幕の順延が続いていたミュージカル版『スパイダーマン』だが、12月23日に行われたプレビュー公演で、ようやくなんのアクシデントもなく無事に上演を終えた。

ニューヨークのフォックスウッズ・シアターで上演されるこのミュージカル『Spider-Man: Turn Off the Dark』は、これまでのプレビュー上演では、主役のリーヴ・カーニーのスタントマン、クリストファー・ティアリーが9メートルも落下したり、あるいは主役級の女優ナタリー・メンドーサが上演中の事故で脳震とうを起こしたりと、これまでトラブル続きだった。

先週もプレビュー公演が事故などのため2回キャンセルされていた。その後、出演者の宙吊り用装具などを必ず2人体制でチェックする点検システムが導入され、23日には無事に公演を終えることがようやくできた。

今回の公演はブロードウェイ史上最も高コストなミュージカルだと推定されていて、これまでの製作費だけで6500万ドル(約55億2500万円)かかっていて、週当たりの運営コストも100万ドル(約8500万円)以上かかっているという。

もともと今回のミュージカルは今年の2月に開幕の予定で製作が進んでいたが、資金難と技術的な問題のため、順延に次ぐ順延に見舞われ、現時点では2011年2月7日に本格的な開演が見込まれている。

(c) NME.COM / IPC Media 2010
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