SEKAI NO OWARIの最新曲“図鑑”は劇場アニメ『不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-』の主題歌で、作曲はNakajin、作詞はSaori。自分がこれだけ調子がよくなって思うことは、二度と何かに媚びたりするのはやめようって思った、それが僕なりのフルスイングですね(Fukase)
とても優しくてオープンな、そしてストレートな楽曲で、アレンジもオーガニック。今のセカオワの健全な空気がそのまま楽曲になったような曲になっている。歌詞はこの世の中を戦いながら生きている人間を「シロクマ」や「ライオン」といった生き物たちに喩えて、ファンタジックでありながら僕たちに生きる力を与えてくれる、そんなポジティブな世界観になっている。
この曲は前のシングル曲“琥珀”をFukaseが作っていたときに同時進行で制作されていた曲で、こうしてメンバーそれぞれが手分けして取り組んだ楽曲が順調にリリースされるのも、Fukaseが完全復活した今のセカオワだからこその流れだと思う。
今回はメンバー全員でのインタビュー。
めちゃくちゃ楽しかったファンクラブツアーが大成功に終わってすぐの、あの幸せな空気感が続いているような時間の中で“図鑑“について、そして今のSEKAI NO OWARIについてしっかりと語ってくれた。
インタビュー=山崎洋一郎 撮影=John Clayton Lee
(『ROCKIN'ON JAPAN』2025年9月号より抜粋)
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