今最も勢いがあるバンドの1組だと言っていいであろう北海道の3人組、Chevon。その新たな大行侵の舞台となるのが初のZeppワンマンツアー「DUA・RHYTHM」である。その追加公演の最終日となるZepp Hanedaがこの日だ。
もう今か今かという待ちきれない熱気が客席に充満する中で場内が暗転すると同時に荘厳なSEが流れる。バックドロップ幕に今回のツアーのキービジュアルである巨大なバフォメットのイラストが露わになると、サポートドラマーの小林令に続いてひとりずつメンバーがステージに登場。Ktjm(G)は目元に装飾を施し、谷絹茉優(Vo)は緑色の髪を角のようにまとめているというのは自身がバフォメットであるよう。そして、オオノタツヤ(B)の低音を効かせた爆音をイントロ的に鳴らした時点で衝撃が走る。こんなに下腹部にズシリと来るような音はなかなか生きていて味わうことができない。でも今、目の前で鳴らされているChevonの音は生の実感を感じさせてくれるくらいに身体に響いてくる。幕開けとなる“革命的ステップの夜”から谷絹は1曲の中で表情や人格を変えるかのようにして声を使い分けて歌う。そんな特殊な技術を持った谷絹だけではなくて、このバンドはやはりステージに立つ全員が怪物のような音を鳴らしている。その集合体としてChevonというバンドがさらに巨大な存在として聳え立っている。(ライブレポートより抜粋。レポート&インタビューは本誌記事に続く)
文=ソノダマン インタビュー=有本早季 撮影=タカギユウスケ
(『ROCKIN'ON JAPAN』2025年9月号より抜粋)
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