【JAPAN最新号】Chevonの快進撃は止まらない! 観客の感情を解放させるライブ、そして暗闇から本心に迫る新曲“銃電中”まで、バンドの今をありのままに語る

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「死にたいよね」って共感するんじゃなくて、それって「生きたい」の裏返しだから。
私もそうだし、そういうキモいところがあるよねっていうところまで書きたい

音楽のような正解のないものは、観る側の「好み」というフィルターを通して受け取られるものだが、Chevonのライブは誰もが「すごい」と口を揃える。これって、本当の意味ですごいことだ。そのすごさは、歌唱力や演奏力という言葉だけでは説明がつかない。これまでChevonのライブをたくさん観てきたが、どのイベントやフェスでも観客はワンマンみたいな熱を帯びているし、ワンマンではもうステージに誰もいないのに、終演後にフルコーラスで合唱が起こるくらい、観客の心を解放させるパワーがある。それができるのは、地道に積み重ねてきた努力と経験、そして私もあなたと同じように生きることと葛藤しているのだと、自身をさらけ出して綴った楽曲が強い説得力を持っているからだ。新曲“銃電中”は、生と死に向き合い続けた谷絹茉優(Vo)だからこそ書ける人間の本質を抉り出した、Chevonがこれまで何を歌い続けてきたのかを再提示するような1曲。この新曲と半年間のライブ活動を通して、Chevonの強さと繊細さに迫った。

インタビュー=有本早季 撮影=鳥居洋介
(『ROCKIN'ON JAPAN』2025年1月号より抜粋)


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