新プロジェクトは『Biophilia』だとも、あるいはミシェル・ゴンドリーとのコラボレーションだともいわれるビョークの新作だが、ビョーク自身はこの新作についてほぼ半分まで完成させ、2011年のうちにもライブをぜひやりたいと語っている。
2007年の『ヴォルタ』に続くこの新作制作の作業はしっかり進んでいて、今年の後半にはツアーをしてみたいと語ったと、アイスランドのフレッターブラゼィス紙が伝えている。
「うまくいけば、秋にはツアーに出ることになるんだけど」とビョークは語っている。
ただ、アルバムについては詳細について語ることを避けていて、そのことをこう説明している。「こうしたことについては何度かこれまでに悪い体験をしているから。わたしはすごく迷信深いたちなのね。それに、なにか計画をもってスタジオに入ってこれをやろうと思ったりすると、その時点でアイディアは半分死んだも同然だし」。
その一方で、ビョークは新しい楽曲のうちのひとつはナショナル・ジオグラフィック誌が開催する国際会議に出席した時に着想を得たものだと紹介している。
「100人くらいの話を聞いたし、アフリカでライオンや昆虫を追っかけているすごくエキセントリックな人たちにもたくさん会ったのね」とビョークは語る。「それでそういう人たちとウィスキーを酌み交わしてたら、急にいろんな話が頭のなかで聞こえ始めたの。とりあえず、今話せるコラボレーションのひとつが、この話ね」。
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