デヴィッド・ボウイ的なるもの、とは何なのか?

デヴィッド・ボウイ的なるもの、とは何なのか?
「デヴィッド・ボウイ的なるもの」って、ロックヒストリーの中に間違いなく脈々と受け継がれているのに、それが何なのかということを言葉にして語るのはなかなか困難だ。
例えばストーンズならロックンロールとか、ニルヴァーナならグランジとか、ロック史のレジェンドたちはたいてい特定のジャンルと結びつけて語れるが、ボウイはそれができない。
だが確実に「ボウイ的なるもの」はロック史の中でジャンル以上の重要な意味性をもって受け継がれていて、今日においても新しいアーティストたちによって次々と開花している。
それをなんとか解き明かしたい、言語化したいという思いで「ボウイの遺伝子を継ぐ者たち」という企画を組んだ。
 
ジョイ・ディヴィジョン、プリンス、NIN、キュアー、ビョーク、ベック、カート・コバーン、デーモン・アルバーン、トム・ヨーク、アーケード・ファイア、ジェイムス・ブレイクら全42名の「ボウイの遺伝子を継ぐ者たち」をリストアップして、それらのアーティストの表現の中にある「ボウイ的なる部分」を分析することによって、帰納法的に「ボウイ的なるもの」とは何かを解き明かしていく、という手法である。
ロックとアートを融合したボウイの本質を解き明かす特集になった。

今月号のロッキング・オン、ボウイのベルリン時代の決定版・長編ドキュメント記事と『ステーション・トゥ・ステーション』『ロウ』『ヒーローズ』『ロジャー』『スケアリー・モンスターズ』のロングレビューも合わせて、ボウイを堪能してください。

(山崎洋一郎)




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