ヤー・ヤー・ヤーズのニック・ジナー、写真の個展を開催

ヤー・ヤー・ヤーズのニック・ジナー、写真の個展を開催 - 2009年作 『イッツ・ブリッツ!』2009年作 『イッツ・ブリッツ!』

昨年サード・アルバム『イッツ・ブリッツ!』のツアーを終えてから基本的にオフに入っているヤー・ヤー・ヤーズだが、ギターのニック・ジナーは写真家としても活動していて、先月サンフランシスコで行われたノイズ・ポップ・フェスティバルでは自身にとって2度目となる個展「1,001 Images」を開催した。

オープニングに駆けつけたニックはその時の心境を「すごく緊張するしあがっちゃうけど、でも、それがぼくの生業なんだよね」とスピナー誌に語っている。「この会場に来てる人たちが全員観るもんだとは思わないことにしてるんだよ。そういう最後のステップのところはいつも考えないようにしてるんだ」。

写真展では、ヤー・ヤー・ヤーズ、あるいはTV・オン・ザ・レディオ、マリリン・マンソンのメンバーの姿、ステージから見た観客の姿、街の通りの風景、カンガルーの佇まい、あるいはホテルのしわくちゃになったベッドのスナップ写真などが展示されていて、ニックは撮りたいという気持ちがいつ起きるかまったくわからないと説明している。

「ぼくとしてはいい写真はすごく自然に、しかも思いがけなく撮れるものなんだと思うよ」とニックは説明する。「だから、撮りたいって刺激されるような場所が特にあるとか、そういうことじゃないんだよね。基本的にスナップショットを構成していくようなことをやっているから、自分の目の前でなにが起きるのかによるんだよね。だから、東京でいいものが撮れるかもしれないし、あるいは通りをすぐそこまでいったところに住んでる友達の部屋で撮れるかもしれないっていうことなんだ」。

ニックは撮影にはiPhoneも時々使うがたいていはフィルムカメラを使っているという。ただ、この趣味の一番いいところは自分の写真のファンがいてくれることだと語っている。「自分の写真をぞっこん気に入ってくれるファンがいるとほんとに嬉しくなるんだよ」とニックは語る。「結局は、そこが重要なところなんだよね。どういうカメラを使うかとか、どういうフィルムを使うのかなんて関係ないんだよ。受け手のみんながヴィジュアルでものごとを考えていて、あるイメージに刺激を受けてくれるっていうのが本当にすごいところなんだよ」。

今後の予定についてニックはスタジオを作る予定で、ヤー・ヤー・ヤーズとは4月にチリで行われるロラパルーザに出演することになっている。ライブは昨年9月にニューヨークでデビュー10周年を記念して行った一連のギグ以来のものになるが、新しい活動についての打ち合わせもその機会に行われるのかもしれない。
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