フー・ファイターズ初のドキュメンタリー映画『バック・アンド・フォース』の上映会レポート

フー・ファイターズ初のドキュメンタリー映画『バック・アンド・フォース』の上映会レポート

今週4月5日(火)に、アメリカ国内約100館の劇場で上映されたフー・ファイターズ初のドキュメンタリー映画「フー・ファイターズ:バック・アンド・フォース」。監督は、ホロコーストについて描いたドキュメンタリー「ザ・ラスト・デイズ」でアカデミー賞を獲得したジェームズ・モールが務め、デイヴ・グロールの過去から、最新作『ウェイスティング・ライト』の制作現場まで描かれている。さらに上映後には、フー・ファイターズのライブが3D生中継されるという文字通りスペシャルな上映会となった。

今回RO69に、トータルで計3時間にも及んだこの上映会のレポートが到着。以下に掲載しましたのでぜひご覧ください!

4月5日火曜日、フー・ファイターズ初のドキュメンタリー映画『フー・ファイターズ:バック・アンド・フォース』が一夜限りのイベントとして全米の約100館の劇場で上映されました。しかもこのイベントは、ドキュメンタリー映画の後に彼らのコンサートが生中継され、それを3Dで見られるという画期的なものでした。ロサンゼルスでこれを上映した劇場は2館あったのですが、有名なハリウッドのチャイニーズ・シアターでの上映は当日前にチケットが完売になり、もう一つの劇場に向かうと、開演6:00の数時間前からファンが列を作って並んでいて、結局こちらもほぼ完売という大盛況ぶりでした。

新作『ウェイスティング・ライト』のレコーディングと同時に撮影されたこのドキュメンタリー映画は、デイヴと過去のメンバーも含むメンバー達、そして新作のプロデュースを手がけたブッチ・ヴィグ等のコメントと、過去の貴重な映像を織り交ぜながらバンドの歴史を振り返るという内容で、新作のレコーディングの様子を経て新作完成後のシークレット・ライブの映像が流れた時、まだ終わって欲しくない、ずっとこのまま見ていたいと感じるほどの最高のドキュメンタリーでした。

5分の休憩を挟んだ後の3Dライブは、バンドのスタジオ606からの生中継。サウンドボードの前でブッチ・ヴィグと、エンジニアのジェイソン・ブラウンが見守る中、デイヴが画面に迫ってニカっと笑った後、新作のオープニング曲“ブリッジ・バーニング”で爆発するようにショウがスタートし、全くMCを挟まずに一気に最後まで『ウェイスティング・ライト』をまるごと披露してくれました。巨大化したメンバーが本当に目前にいるかのような臨場感に、場内は大興奮。一曲毎に拍手と歓声が上がっていました。ラスト曲の“ウォーク”を全身全霊でパフォーマンスしきったデイヴが「皆、来てくれてありがとう。奇妙だったな。それに楽しかった!」と言ってまた拍手が巻き起こったところで、3時間近くに及んだ上映は終了。10代の若い子達からデイヴと同世代ぐらいの男女まで、様々な年齢層の観客の誰もが、大満足の笑顔で劇場を後にしていました。
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