チャーリー・クリスト前フロリダ州知事の選挙キャンペーンでトーキング・ヘッズの楽曲を無断で使われたとして訴訟を起こしていたデヴィッド・バーンはクリスト前知事との和解に合意したことを明らかにしている。
クリスト前知事は昨年トーキング・ヘッズの1985年の“ロード・トゥ・ノーウェア”を無断でネットでの選挙キャンペーンに使っていたとして、デヴィッドに訴訟を起こされていた。デヴィッドは損害賠償として100万ドル(約8500万円)を要求していたが、今回の和解でどれほどの示談金に応じたのかは明らかにされていない。
また、和解の条件にはクリスト前知事が公式謝罪表明することも義務付けていて、前知事は4月11日にユーチューブを通じて謝罪表明を公開している。
デヴィッドはまた今回発表した声明のなかで今回の訴訟について触れ、自分の音楽が許可なく使われても裁判に訴えるミュージシャンが極端に少ないことについて驚いていると語っている。
「どうやらぼくはこの権利を実際に行使するだけの度胸とガッツを持っている数少ないアーティストのようなんだね」とデヴィッドは語っている。「おかげで、フロリダ州タンパから帰って来て以来、妙に自分を男らしく感じるよ」。
前知事は昨年アメリカ議会の下院議員選挙に出馬するため問題のキャンペーンを張っていたが、共和党候補に負けて落選した。
前知事の謝罪動画はこちらから(→
http://www.youtube.com/watch?v=s4k13LmlcUE&feature=player_embedded)
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