9月21日に新作『ヴェロキラプトル!』をリリースするカサビアンだが、ギターのサージ・ピッツォーノはあくまでも作品だけで記憶されるバンドになりたいという思いから、薬物やドラッグに興ずるのを断ったと語っている。
もともとサージもバンドのメンバーも「明日など関係ない」という勢いでパーティに興じては薬物も相当に使っていたというが、作品に影響し始めてきたと気がついた時に、一切やめる潮時だと決意したと語っている。
サージはQ誌とのインタビューでこう語っている。「ぼくたちはそれこそ本当にクレイジーだったからね。でも、今うまくいってるという状況がどれだけ続くかなんてわからないもんだし、その分、心配なんかしてられないんだよ。アルバム作って、これが最高の作品だって思えたから、とことん楽しんじまおうぜってことになるんだ。明日のことなんて考えてられないよ。常に時速160キロでかっとんでる生活をしてたんだよ」。
そして、サージはこう続ける。「でも正直、そういうのに飽きちゃったんだよね。ぼくにとって一番重要なのは、アートと音楽と、ぼくたちが形として残していくものなんだ。それが、その音楽の息が上がり始めたりしたら、もうそんなことやってる意味がないよ」。
今後、カサビアンはシングル“Days Are Forgotten”を9月12日にリリースし、11月からツアーに乗り出す予定だ。
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