ニューヨークでブロック・パーティのケリー・オケレケが自分抜きのほかの3人がセッションを始めているのを目撃したことに端を発したケリーのクビ騒動だが、ケリーも残りのブロック・パーティの面々もNMEに対して現在は別々に活動していることを電話で確認したにもかかわらず事務所側はこの事実をいっこうに認めず断固否定していて、逆にやらせ疑惑が浮上している。
ケリーがバンドのほかの3人を目撃したことを最初に報じたことでNMEはバンドの解散を煽っていて、事実の捏造まで行っていると一部から批判を浴びているが、NMEはバンドとの接触も同時に試みていて、そこでギターのラッセル・リサックから、ケリーがソロ・キャリアで忙しい間は残りのメンバーでも演奏活動ができるように新しいボーカルのオーディションを試みるという言質を取っていることを明らかにしている。ただ、事態の経緯から推察すると、バンド側はその後、この見解を翻しているようだ。
その後、BBCのラジオDJであるゼイン・ロウはバンドのマネジメントに接触を取り、今回の騒動についてすべて否定され、ロウは次のようにツイートしている。
「ブロック・パーティ騒動はガセだから。事務所が確認した。事実としてこれは岩より固いよ」
事務所側は今もなにもおかしなことは起きていないと主張し、バンドのメンバーもコメントを控えるようになった今、実は4人が共謀してメディアへの露出をひと稼ぎするためにやらせをかませたのではないかという疑惑が浮上している。
そして、結局、ファンだけが当惑し、心配な状況に残されているとして、NMEはケリーとラッセルからそれぞれに聞いた実際の談話の音源をアップロードしている。
ケリーがニューヨークでほかの3人を目撃し、クビになっていないといいんだけどと心配する音源(3分過ぎあたり)はこちらから→
http://soundcloud.com/nmemagazine/bloc-partys-kele-okereke-talks#new-timed-comment-at-458635
ラッセルがほかのボーカルのオーディションを行うとはっきりと明言する(1分25秒過ぎあたりから)音源はこちらから→
http://soundcloud.com/nmemagazine/bloc-partys-russell-lissack#new-timed-comment-at-275024
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