11月2日にニューアルバム『HOW CRAZY YOUR LOVE』をリリースするYUI。
「ROCKIN’ON JAPAN12月号」(10月29日発売)の表紙巻頭特集に登場し、今作について、そして表現者として感じていることを率直に語った。
記事によると、アコースティック色が強く、軽やかで瑞々しいアルバムである今作。新たな挑戦をいくつも試みながら、自身の原点を強く意識した作品だという。
YUIの音楽のスタート地点には大きな悲しみがあり、深い孤独を歌とギターで癒してきた。だからこそYUIの歌は安易な共感や救いを許さない、強い希望を宿している――という、YUIの決意と表現の核に迫る内容だ。これまで4枚のアルバムをリリースしてきたからこそ辿り着いたYUIの現在地とは。インタヴュー中、以下のように語る。
「愛をもらったから、愛をもてるようになったのかもしれない」
「悲しみは全然悪くない、きっと人より強くなれると思う」
また、インタヴューの後半は、今回のアルバムとこれまでの作品のことも絡めたキーワード・インタヴューとなっており、YUIが「情熱」「旅」「過去」「夢」「希望」について自身の思いを明かす。
その中の「希望」について、「音楽を作っていく上でもしかしたら一番大事なことかもしれないですね、希望っていうのは」と語るYUI。聴き手の顔がまだ見えぬ頃と、聴き手の顔がはっきりと見えてきた今とでは、歌う希望もまた違うという。
「最初は自分のために、歌うことで、夢や希望を見出してたんだと思います。
恩返しみたいなものもあるかもしれないですね。自分が音楽を作る側になったということで、子供たちだったり悩んでる大人たちに自分もなんかできたらいいなあと」
この表紙巻頭特集は全28ページにわたり、撮り下ろし写真も多数掲載。旅に出かけるような開放的なシチュエーションでのフォト・セッションによる、ここでしか見られない貴重な内容となっている。