10月26日に新作『オーディオ・ヴィデオ・ディスコ』をリリースしたジャスティスだが、リミックスはもとが「いい曲」の場合、その曲を「損なう」ことにしかならないと語っている。
これまでブリトニー・スピアーズやダフト・パンク、N.E.R.Dなどのリミックスを手がけてきたことで有名なジャスティスことグザヴィエ・ド・ロズネとギャスパール・オジェのふたりだが、ジョニー・キャッシュのリミックスを依頼された時にはこれは断ったという。
デジタルスパイの取材に応えたギャスパールはふたりが今もリミックスの依頼を山のように受けていることを次のように語っている。
「ぼくたちにリミックスをやってほしいと音楽業界の人たちが死物狂いになっているのはほんとにおかしいよ。ジョニー・キャッシュのリミックスをやってくれともいわれたけど、まったく意味がわからないね。曲がすでにいい作品である時には、ぼくたちにやれることはそれを損なってしまうことだけなんだよ」
また、ギャスパールは「自分たちだって、大好きな曲のリミックスはまず聴かないからね」と説明している。
その一方で、ジャスティスはセカンドを先日リリースしたばかりだが、すでにサード・アルバムについての構想を練っているところだとギャスパールは語っていて、「次のアルバム用のアイディアはもういくつかあるよ」と明かしている。
なお、ジャスティスのグザヴィエは先にNMEに対して最近リミックスを手がける数が減った理由について「当時はジャスティン・ティンバレイクとぼくたちみたいなバンドとの間の架け橋を作らなきゃと思ってたけど、今のポップ・ミュージックは2000年代中盤頃ほどおもしろくないからね」と答えていた。
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