これまで未公開だった1978年の『女たち』ツアーの強烈なライヴ映像『サム・ガールズ・ライヴ・イン・テキサス ‘78』(DVD/ブルーレイ)が11月14 日にリリースされるローリング・ストーンズだが、キース・リチャーズはストーンズとしてロンドンのスタジオで今月中にリハーサルを行うことを明らかにしている。
ここ数週間のうちにキースはギターのロニー・ウッドとドラムのチャーリー・ワッツとのジャム・セッションを行う予定だが、ここにヴォーカルのミック・ジャガーが加わることはまだなさそうだという。
キースはローリング・ストーン誌にこう語っている。「ちょっとだけ一緒にやろうかと思うんだよね。もう3年か4年も一緒にやってないからさ」。
「必ずしもリハーサルしたいとかなにか書くのが目的なわけじゃなくて、ただ気持ちを通わせたいんだよ」
さらにキースはこう言い足している。「スタートとしてはこれがいいんじゃないのかな。俺、チャーリー、ロニーとでね。ミックももちろん大歓迎だし、いずれ姿を現わすはずだけど、とにかく今は腕がなまってるからちょっとほぐしていきたいんだよな」。
ストーンズは来年の7月12日にバンドとしての初ライヴ以来50周年を迎えるが、キースは今年に入ってからなにかしらの形でこれを祝うことになるとほのめかしていた。
その一方で、ミックは50周年ライヴの有無について訊かれて「息をつめて待ったりしないように」とその可能性を否定してきた。さらにバンドが式典のような形で50周年を祝ったとしたら、キースは招待されないとも断言している。ふたりの仲はキースが昨年上梓したミリオン・セラーとなった自伝『ライフ』のなかでミックの性器を短小だと言い及んで以来、険悪になっているとされている。
なお、バンドは12月7日に1978年の『女たち』のリマスタリング音源を未発表音源のついた通常盤とスーパー・デラックス・エディションのリリースを予定している。
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