2008年の復活作『Sonic Boom』に続く新作『Monster』を現在制作中で、来年には大々的な世界ツアーに乗り出すことも明らかにしているキッスだが、ベースとヴォーカルのジーン・シモンズはガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローゼスには「きついお灸を据えるような躾」が必要だと語っている。
さらに自身については、自分のドラッグ癖とアルコール癖のせいでキッスは「世界最強のバンド」になれなかったと音楽サイトのミュージック・ニュースに語っている。
ガンズ・アンド・ローゼズが業界のトップに居座るためのアドヴァイスとしてどんなことを勧めますかと訊かれてジーンはこう語っている。
「自分の布団くらい自分で片付けるような人間になんなきゃだめだよ。ガンズ・アンド・ローゼズは世界で最高のバンドになりえたのになってないのはアクセル・ローズのせいだね。ドラッグやヘロインやアルコール、そういうのもいろいろあるけど、とどのつまりはアクセル・ローズのせいだってことになるね」
そんなアクセルの振る舞いを改善させるにはどんな対応策が考えられるかと訊かれてジーンはこう続けている。
「きついお灸を据えるような躾でもしたらよかったんだろうけどね。ガキの間に悪さをしたら、誰かしらたしなめる大人が周りにいるもんだけど、大人になっちゃったら、誰も躾なんかしてくれないよね」
なお、アクセル・ローズは先頃VH-1から受けた取材で、ガンズのライヴの開演が遅れがちになったのは1991年のツアーに遠因があって、そもそもマネジメントと元メンバーのスラッシュにツアーを強制されたことに原因があると語っている。ガンズは先月の10月2日に行われたロック・イン・リオ・フェスティヴァルで開演時間より2時間遅れてステージに登場し、大顰蹙を買っている。
また、キッスの元ギターのエース・フレーリーから先頃「性依存症だ」といわれたジーンは10月1日にアメリカの『プレイボーイ』誌の1982年度プレイメイトに選出されたことからブレイクしたセクシー女優シャノン・トゥイードと挙式している。
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