エレファントカシマシ・宮本浩次、アマチュアから現在までのライヴの変遷を語る
2011.12.01 16:00
ライブDVD『ROCK’N ROLL BAND FES & EVENT LIVE HISTORY 1988-2011』を11月16日にリリースしたエレファントカシマシ。
このタイミングで、現在発売中の「ROCKIN’ON JAPAN1月号」はエレファントカシマシの30年間のライヴの変遷を辿るインタヴュー企画を実施。宮本浩次が誌面に登場し、アマチュア時代から今年の全国ツアーまでのライヴを振り返った。
RCサクセションやローリング・ストーンズのカバー、さらに“クリッシャー”“ポマーシャー”や“星の砂”といったオリジナル曲を演奏していたというアマチュア時代。デビュー直後にして満員になった1988年の渋谷公会堂公演。さらに初めての武道館公演から、毎年恒例の日比谷野外音楽堂でのライヴまで、多岐にわたるライヴの歴史を宮本が語る。
「最初の頃って俺お客さんのほうあんま見てないのよ、自分に必死ですよ。だからもうコンサート7、8曲だもん。それでも今の30倍ぐらい疲れてるし」
「初の渋谷公会堂で客電つけっぱなしにしたのは違和感がすごくあって。
お客さんも恥ずかしいし、やってるほうも恥ずかしいの。顔がお互い見えるし」
「野音は、『エレファントカシマシの真髄を見せてくれ』ってみんな思って来る場所。で、そこに打ち負けることもある」
さらにインタヴューでは、最新アルバム『悪魔のささやき~そして、心に火を灯す旅~』を携えた今年のツアーについても話がおよぶ。震災後のツアーだったということもあり、これまでのライヴとの心境の違いや、そこで得た手ごたえを宮本が語る。
「気持ちでバンドの音も変わってくる。こっちの気持ちがやっぱ開かれてると、たぶんお客さんも確かに変わってくる」
また、今回のフォトシューティングは、昔のエレファントカシマシのライヴ写真を巨大なパネルにし、その前に宮本が立って撮影するというユニークなもの。ここでしか読めない貴重な内容だ。