昨年の『ハイ・ヴァイオレット』に次ぐ新作を制作準備中だというザ・ナショナルだが、新作はこれまで制作してきた作品のなかでも最高の出来になっていると語っている。
音楽サイトのジャム!ショービズの取材に応えたヴォーカルのマット・バーニンガーは新しい楽曲群はこれまでの作品よりも「直接的で直観的」だと語っているが、そのトラックをすべてボツにして振り出しに戻る可能性もまだあると語っている。
「早くも新しいレコードについて興奮してきてる状態なんだ」とマットは説明している。「だから作曲作業にすぐにでも突っ込んでいくかもしれないね。準備はできてるような気はするんだ」。
「もちろん、そうは言ってもまったくがらっと変わってしまうことだってありうるんだけどね。半年くらい経ったらやってたものを全部ボツにしてまっさらなところからやり直すかもしれないし。なんだって先はわからないもんだよ」
ただマットはまた、バンドの音をほとんど手がけているアーロン・デスナーの楽曲がアーロンが父親になったことに影響を受けていて、「かつてほどアカデミックで知的な」作風でもなくなってきているとも説明している。
「もう本当に惚れ込んじゃってね。アーロンから送ってもらった音源によっては一晩中何度も何度も聴き直しちゃうんだよ。これまでアーロンが書いてきたなかでも最高峰のものだと思うよ」
アーロンはまた来年の2月にリリースされるシャロン・ヴァン・エッテンの『Tramp』にも参加している。
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