リンゴ・スター、ポール・マッカートニーとこれほどリリース日が近いのを知ってたまげたと語る
2012.02.03 11:10
同じ2月8日にそれぞれの新作『キス・オン・ザ・ボトム』と『リンゴ2012』がリリースされる元ビートルズのポール・マッカートニーとリンゴ・スターだが、リンゴはふたりが別に競合しているわけではないとスピナーに語っている。
「正直な話、クリスマスの直後にふたりで食事に行ったんだけど、その時までポールのが出るなんて知らなかったんだよ。まさかリリース時期がこんなに近いってわかるわけもなかったし(イギリスではリリース日が1週間開いている)」
さらにリンゴはこう続けている。「競合してるところなんて全然ないよ。ポールはポールで、リンゴはリンゴ、これがぼくたちのやることなんだよ。お互いに電話をかけ合って、『こっちのが出るからそっちは出すなよ!』なんてことを話し合うこともないんだ。ぼくたちは自分たちの人生をそれぞれに生きて、それぞれの音楽を作って、それぞれにリリース日を決めていくんだよ。そうやって選んだのが今回のリリース日だったわけで、そういう巡り合わせなんだよ」。
さらにリンゴはザ・ローリング・ストーンズに対して50周年記念ツアーをぜひ実現してもらいたいと背中を押すような言葉を贈っている。昨年末からキース・リチャーズとミック・ジャガーがこれまでの不仲を乗り越えて50周年記念ライヴの実現に向けて打ち合わせを始めていると伝えられているが、これについてリンゴはこう語っている。
「ぼくが言いたいのは全員一線に戻ってライヴをやれってことだけで、ザ・ローリング・ストーンズがまた一緒にやってくれるのを願ってるし、キースとミックがまた手を組み合うように願ってるし、言い争いもやめてさっさと腰を上げろよと、リンゴはそう言ってるぞ!」
リンゴの新作『リンゴ2012』には、リンゴ率いるオール・スター・バンドの初期の顔でもあったイーグルスのギターのジョー・ウォルシュ、トム・ペティ・アンド・ザ・ハートブレイカーズのキーボードのベンモント・テンチ、元ユーリズミックスでミック・ジャガーとスーパーヘヴィを立ち上げたデイヴ・スチュワートらが参加している。
リンゴの新作『リンゴ2012』の全曲スニペット・ストリーミングはこちらから→
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