12月にサンフランシスコで行われた活動30周年記念ライヴで初めて披露された『デス・マグネティック』未収録曲などを収録したEP『ビヨンド・マグネティック』を3月7日にリリースするメタリカだが、6月22日と23日にニュージャージー州アトランティック・シティで自ら主催するロック・フェス、オリオンを旗揚げすることを発表した。
もちろん、ヘッドライナーは両日ともメタリカが務めることになるが、ラインナップはアークティック・モンキーズ、モデスト・マウス、ガスライト・アンセム、ベスト・コーストなど、メタルやヘヴィ・ロックにとらわれない多様な顔ぶれになっている。ちなみにベスト・コーストはメタリカとルー・リードのコラボ作『LULU』について「これまで聴いた最悪なアルバム」と評していたが、出演を決めている。その一方で、ルー・リードは今のところ出演はしない模様だ。なお、メタリカはフェスでの出演では1991年の『メタリカ』、84年の『ライド・ザ・ライトニング』の全曲ライヴを行うことになっている。
バンドにとって直接フェスティヴァルに関わっていくのは初めてのこととなるが、もともとメタリカはボナルー・フェスティヴァルやロラパルーザ出演へと乗り出すことによって自分たちのオーディエンスを拡げてきたことでも知られている。
なお、バンドはフェスの名称オリオンとは、86年の『メタル・マスター』の収録曲で86年に交通事故で亡くなったベースのクリフ・バートンのインストゥルメンタル曲“オリオン”にちなんだものだとバンドは明らかにしている。
「どうなるかはわからないけど、楽しくなるのは確かだよ」とギターとヴォーカルのジェイムス・ヘットフィールドは語っている。
現時点でのラインナップはこちらから→http://orionmusicandmore.com/
バンドによる「オリオン」開催の発表はこちらから→
http://www.livestream.com/metallica