ブリット・アワード批評家賞受賞のエミリー・サンデー、デビュー・アルバムをリリース
2012.02.15 19:24
昨年リリースしたデビュー・シングル『Heaven』が全英シングルチャート初登場2位を記録、ゲストとして参加したプロフェッサー・グリーンのシングル『Read All About It feat. Emeli Sande』は2週連続で全英シングルチャート1位を記録している女性シンガー・ソングライター、エミリー・サンデー。彼女のデビュー・アルバム『Our Version Of Events』が、2月13日にリリースされた。
エミリー・サンデーはスコットランドのウェールズ出身の現在23歳のシンガー・ソングライター。小さい頃からジョニ・ミッチェルやニーナ・シモンから多大な影響を受け、作曲活動を行いながらグラスゴー大学の医学部に入学。学費を稼ぐためにバーでピアノを弾くなどしていたところ、母親がラジオ局に送った彼女の自作曲のCDが評価され、それをきっかけに作曲家としてEMI Publishingと契約した。その後、イギリス人ラッパーのChipmonkのシングル曲“Diamond Rings”やUKグライムシーンのWileyの“Never Be Your Woman”にゲスト参加し、全英シングルチャートで好記録を獲得。ソングライターとしてだけでなくシンガーとしての評価が高まり、Virginとメジャー契約を果たした。作曲家としてはこれまでにスーザン・ボイルやレオナ・ルイスに楽曲を提供、タイニー・テンパーやアリシア・キーズと共作。元アメリカン・アイドルの審査員でも知られるサイモン・コーウェルは「現時点で最高のソングライターの一人だ」と評している。
大学在学中にアルバム制作を勧める声も多かったが、「ちゃんと大学を卒業してからやります」と宣言。その宣言どおり、大学卒業後にシングル『Heaven』をリリース。するとアデルやアリシア・キーズらが自身のTwitterでエミリーを絶賛、コールドプレイのUK/ヨーロッパツアーの前座をつとめるなど、アーティストからの高評価を得たほか、ブリット・アワード2012の批評家賞を受賞した。今作はついにリリースされたデビュー・アルバムである。
ちなみに、彼女の本名は「アデル・エミリー・サンデー」で、当初は「アデル・サンデー」として活動していたが、アデルのデビューに際し、彼女と混同されることを懸念して「エミリー・サンデー」として活動することを決めたとのこと。
なお、今作は、iTunesのみボーナストラック1曲とビデオ4曲が追加収録されている。国内盤は4月25日にリリース予定。
エミリー・サンデー
アルバム
『Our Version Of Events』
2月13日発売
* iTunesのみボーナストラック1曲、ビデオ4曲が収録されて配信中
* 国内盤4月25日リリース予定
<収録曲>
1 Heaven
2 My Kind of Love
3 Where I Sleep
4 Mountains
5 Clown
6 Daddy (feat. Naughty Boy)
7 Maybe
8 Suitcase
9 Breaking the Law
10 Next to Me
11 River
12 Lifetime
13 Hope
14 Read All About It(Pt.III)