サウンドガーデン、新曲"Live to Rise!"を完全公開

サウンドガーデン、新曲"Live to Rise!"を完全公開 - 2010年発表のコンピレーション『Telephantasm』2010年発表のコンピレーション『Telephantasm』

2010年にツアーのため再結成し、昨年から1996年の『ダウン・オン・ジ・アップサイド』以来となる新作制作に入っているサウンドガーデンだが、アルバムとは別に8月に公開される映画『アベンジャーズ』のサウンドトラックとして提供される新曲"Live to Rise!"の全貌が明らかになった。

ヴォーカルのクリス・コーネルとドラムのマット・キャメロンはシアトルのFM局KQBZの朝の番組『BJシェア・モーニング・エクスペリエンス』に電話で出演してこの新曲について語っていて、まずこの曲は制作中の新作収録曲ではなく、映画のために書き下した作品だということを明らかにしている。

クリスによれば、映画の原作がもともとアメリカン・コミックでもあるため、孫でもおじいちゃんでもわかるような曲が必要だと考えたものの、新作用にはそういう曲を制作していなかったため、あらためて書き下ろすことになったとクリスは説明している。さらに、アルバムの方はかなり実験的なところもあって、エッジーな作品になっているとも明かしている。

さらに話がかつてのシアトル・シーンに及ぶと、クリスはかつてラモーンズから、シアトル出身のバンドの間でのライヴァル意識は、ニューヨークのバンドの手段を選ばないような陰険さとはまるで違ってあまりにも前向きで驚いてしまうと言われた時のことを引き合いに出し、シアトルでは常にアスリート的な競合心がバンド間にあって、みんなの目標となるバーが少しずつ上がっていったのだと説明している。

その果てにニルヴァーナが登場したとクリスは語っていて「ニルヴァーナの一番最初のデモを聴かされた時のことも今も憶えてるよ。サブ・ポップの(オーナーの)ジョナサン・ポートマンから『これ聴いてみろよ』ってテープを聴かされてさ。で、その音がすごいってことに別に気を悪くするわけじゃなくて、却って自分のやってることにもっと励もうと思っただけだったよ。それはみんなも同じで、俺たちもそういうふう聴かれてたんだと思うよ」と当時を振り返っている。

また、今回の再結成についてクリスは「別に俺たちはもう二度と一緒にやらないとは言ったことがないわけで、ただ15年一緒にやってきた時点でどうしてもいったん止まらなきゃならなかったっていうことなんだよ。結局、それだけが必要だったわけで、ちょっと休みを入れてまたいい頃合いになったら再開させようっていうことだったんだよね。実際に起きたのもそういうことだったし」と説明している。

なお、新作については現在ミックスの段階にあって、どのサウンドガーデンのアルバムと比較してもまっとうでユニークなものになっているとクリスは語っている。また、"Live to Rise!"はサントラ盤がリリースされる5月からダウンロード配信を開始するそうだ。

新曲"Live to Rise!"を聴くにはこちらから→
http://www.kisw.com/pages/12721576.php

『アベンジャーズ』サントラ盤『Avengers Assemble: Music from and Inspired by the Motion Picture』のトラックリストは以下のとおり:
1. "Live to Rise" - Soundgarden
2. "I'm Alive" - Shinedown
3. "Dirt and Roses" - Rise Against
4. "Even If I Could" - Papa Roach
5. "Unbroken" - Black Veil Brides
6. "Breath" - Scott Weiland
7. "Comeback" - Redlight King
8. "Into the Blue" - Bush
9. "A New Way to Bleed (Photek Remix)" - Evanescence
10. "Count Me Out" - PUSHERJONES
11. "Shoot to Thrill" - Theory of a Deadman
12. "Wherever I Go" - Buckcherry
13. "From Out of Nowhere" - Five Finger Death Punch
14. "Shake the Ground" - Cherri Bomb
Additional track on the international release:
15. "Pistols At Dawn" - Kasabian
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