アークティック・モンキーズのアレックス・ターナー、学生時代オアシスの物真似をやっていたことを語る

アークティック・モンキーズのアレックス・ターナー、学生時代オアシスの物真似をやっていたことを語る

ザ・ブラック・キーズとアメリカ・ツアー中のアークティック・モンキーズだが、ヴォーカルのアレックス・ターナーはドラムのマット・ヘルダースと一緒に学校の学芸会でオアシスのモノマネを披露したことを明らかにしている。

ピッチフォークとの取材で十代の頃に最も影響を受けたレコードとして1995年のオアシスの『モーニング・グローリー』を挙げたアレックスは学校の学芸会でテニス・ラケットをギターに見立ててモノマネを披露してみせたと語っている。

「イギリスだと小学校から次の中学校へ11歳の時に上がるんだよね。で、小学校を卒業する時には子供たちみんなでグループを結成してなんかやったり、女の子だったらスパイス・ガールズのダンスをやるとか、そういうことをやるんだよ」

さらにアレックスはこう続けている。「それで俺とマットと他の友達数人とで、テニス・ラケットをギターにして弾いてさ、オアシスになったふりをして『モーニング・グローリー』を披露したんだよ。マットがリアム・ギャラガーをやってバケットハットとかかぶってさ。俺はベース役だったんだ」。

ただ、受けはよくなかったとアレックスは説明している。「まあ、基本的にそこに突っ立ってオアシスがステージでやってることをやるだけだったからね。つまり、たいしてやることがないわけでさ。スパイス・ガールズほど受けはよくなかったと思うな」

その一方で『モーニング・グローリー』についてはこう語っている。

「オアシスについてはあのアティテュードが大事だったわけで、あの頃音楽で起きていたことすべてに対する抵抗みたいな感じがあったんだよ。でも、あれをすべてわかってもらえるかなんて、わからないことだよね。自分のなかでそう感じた衝動に過ぎないわけだからね。そんな年頃じゃ理屈で考えないじゃん? ただ、『かっこいい』って思うだけでさ」

「でも、ある意味ね、今もそういうふうになるべきなんじゃないかなって思うんだよね。ギター・ミュージック、あるいはロックンロール、まあ、呼び名はなんだっていいんだけどさ、そういうのってその時々で流行ってる音楽によって流行り廃りもあるわけだけど、完全になくなっちゃうことはないんだよ。基本的にあまりにも魅力的だから、死ねないものなんだよね」

その一方で、フランツ・フェルディナンドのアレックス・カプラノスは先頃行ったファンとのツイッター質疑応答でオアシスは「退屈だ」と語っていた。

なお、ドラムのマット・ヘルダースはアークティック・モンキーズのファースト『ホワットエヴァー・ピープル・セイ・アイ・アム、ザッツ・ホワット・アイム・ノット』のような作品は二度と作れないとしていて、作ったとしても「まやかし」に思えるだろうと5月12日に語っている。また、マットはバンドが新作の制作する準備は充分できているとも語っている。


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