ドイツのハンブルグにあるザ・ビートルズ博物館が不入りのため閉館に

ドイツのハンブルグにあるザ・ビートルズ博物館が不入りのため閉館に - ザ・ビートルズ 1969年作品『アビイ・ロード』ザ・ビートルズ 1969年作品『アビイ・ロード』

デビュー前にザ・ビートルズが下積みを経験したことでも有名なドイツのハンブルグにあるザ・ビートルズの博物館が6月一杯で閉館されることが明らかになった。

ビートルマニア・ハンブルグというこの5階建ての博物館は2009年5月にザ・ビートルズがかつて出演したクラブが点在するハンブルグの歓楽街レーパーバーンに開館し、ビートルズゆかりのメモラビリアなどが1000点以上展示されているが、開館してから現在まで15万人しか入館数を記録していないと館長のフォルケルト・クープマンスはハンブルグ・モルゲンポスト紙に語っている。

「現在抱えている負債について考えた場合、責任ある行動を取るというのなら、もう閉館するしか選択はありません」とクープマンス館長は語っている。「こちらのビートルマニアほど大きな規模の民間博物館は、公的な援助なしにはまかなえません。その事実とわたしたちも情熱をもって闘いましたが、その情熱が諦めとなるという、苦い体験になりました」。

「わたしたちにはさまざまな期待や願いがありましたが、自分が大人になった街とジョン・レノンが呼んだこの街では残念ながらその一部しか成就できませんでした」

その一方で、先頃オークションに出品されたザ・ビートルズの『アビイ・ロード』のジャケット写真の別テイクで、4人が右から左に向かって横断歩道を渡っている写真のプリントは、当初予想されていた9000ポンド(約118万円)という落札価格を大幅に上回る1万6千ポンド(約206万円)で落札され、大きな話題を呼んだ。


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