リンキン・パーク、新曲“キャッスル・オブ・グラス”は悲しい曲じゃないと語る

リンキン・パーク、新曲“キャッスル・オブ・グラス”は悲しい曲じゃないと語る - リンキン・パーク 最新作『リヴィング・シングス』リンキン・パーク 最新作『リヴィング・シングス』

最新アルバム『リヴィング・シングス』がオリコン・チャートで2位を記録し、MTVのイヴェントなどに出演するため来日を果たしたばかりのリンキン・パークが、6月30日発売の『ロッキング・オン』8月号でロング・インタヴューに答えている。

インタヴューはレコーディング完成直後にLAで行われたもので、チェスター・ベニントンとロブ・ボードンのふたりがアルバム『リヴィング・シングス』と、彼らのこれまでのキャリアを支えてきた共闘の精神について詳細に語っている。その中で、今作は悲しい別れの曲が多いのではないかという質問に答えて、チェスターが次のように語っている。

「〝キャッスル・オブ・グラス〟なんかは『僕はこのガラスの城に入ったただのヒビ、君には何も見えない』なんて歌っていて、もう絶望的で全く希望がないように思えるよね。マイク(・シノダ)なんて、『オーマイゴッド、この曲は悲しすぎ』って言ってたんだけど、俺は『いや、待ってよ。俺の見方はそうじゃないよ』って。俺が聴いた時に感じたのは、顕微鏡で僕がいる小さな部分を見たら、僕は傷があって壊れてて完璧じゃない、でも退いて全体を見たら、僕は丘の上の大きな城の一部なんだよ。自分よりもずっと大きくて美しいものの一部なんだ。そして、それが僕のなりたいものなんだよ。曲の最後は『僕はこのガラスの城に入ったただのヒビ、他になりたいと思うものはない』って終わるんだからね。傷であるということを完全に受け入れて、僕は傷でいいんだ!って言ってるんだよ。だからこの曲は、いい気分の時に聴いたら『思ってたことと違う』って思うだろうし、傷ついてる時に聴いたら『これは僕の曲だ』って泣けてきちゃったりすると思う。それがマイクと俺が一緒にこれまで沢山の曲を作って来た中で、達成したことじゃないかと思う。ひとつの言葉で、様々な物の見方に触れることができるっていうね」

リンキン・パークは6月30日にフルセットのライヴをLAのクラブ・ノキアからオンラインで生放送し、その後も9月までアメリカ国内でツアーを続ける予定。
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