ザ・キラーズ、V・フェスティヴァルでオアシスの"ドント・ルック・バンド・イン・アンガー"をカヴァー
2012.08.20 17:30
8月18日にスタフォードシア州サウススタフォードシアで開催されたV・フェスティヴァルにヘッドライナー出演したザ・キラーズは新作の一部と共にオアシスの"ドント・ルック・バック・イン・アンガー"のカヴァーを披露した。
V・フェスティヴァルはサウススタフォードシアとチェルムスフォードで同時開催され、出演バンドを入れ替える方式になっているが、この日サウススタフォードシアのヘッドライナーを務めたザ・キラーズはまずは新曲"Runaways"で冒頭を飾り、セット中にもう1曲新曲"Miss Atomic Bomb"を披露したが、どちらもオーディエンスから大きな支持を得ることになった。
その一方で、定番曲の中でも"サムバディ・トールド・ミー"や"オール・ディーズ・シングス・ザット・アイヴ・ダン"、"ミスター・ブライトサイド"などは満杯になったメイン・ステージで大きなシンガアロングを呼ぶことになった。
セットが中盤に達したところでブランドン・フラワーズは「これからUKの最高峰にトリビュートを贈るよ」と観客に告げてからオアシスの1995年の"ドント・ルック・バック・イン・アンガー"のカヴァーを披露することになった。
ステージのバックドロップには巨大な山脈の光景が掲げられ、レーザーも駆使した凝ったショーの照明演出も際立っていた。また、9月19日にリリースとなる新作『バトル・ボーン』のジャケットに模したバンドのロゴもステージに掲げられていた。
開演前にはジョイ・ディヴィジョンの"シャドウプレイ"が流されたが、本編では"ブリン"のほか、"ヒューマン"、"ジェニー・ワズ・ア・フレンド・オブ・マイン"、"スマイル・ライク・ユー・ミーン・イット"、"スペースマン"などの人気曲も披露された。
バンドは2006年の"ウェン・ユー・ワー・ヤング"でセットを締めくくったが、ブランドンは「ぼくたちまで観てくれてありがとう、本当にうれしいよ」と観客に伝え、なんども感謝した。
この日の早い時間にはセカンド・ステージに出演したマイルス・ケインが大きな観衆をステージに引き入れることになった。セットはソロ・デビュー作『カラー・オブ・ザ・トラップ』収録曲で構成され、どの曲も大きな歓声を呼び、マイルスは"カム・クローサー"でセットを締めくくった。
マイルスの直後にセカンド・ステージに登場したフランク・ターナーも大勢の観衆を呼び、新作『England Keep My Bones』収録曲を中心に構成したセットを披露した。その一方で、メイン・ステージに出演したタイニー・テンパーは圧倒的なパフォーマンスを繰り広げ、観客も膨大な数が駆けつけた。ストライプのピンクのヴェストを着込んだタイニーはゲストにリタ・オーラを招待し、リタのシングル"R.I.P."をふたりで披露した。
ザ・キラーズの出番前に登場したスノウ・パトロールは"チェイシング・カーズ"や"ユア・オール・アイ・ハヴ"などのシンガロング的盛り上がりでザ・キラーズをすんでのところで食ってしまう勢いだった。なお、"ユア・オール・アイ・ハヴ"はゲイリー・ライトボディがザ・キラーズに捧げた曲だったが、メイン・ステージの設置された野原一帯に響き渡るほどの合唱となった。最新作『フォールン・エンパイアズ』からの楽曲への受けはやや劣ってしまうものになったが、セットそのものへの観客の反応は圧倒的にいいものでゲイリーもスキップをしては満面の笑顔とご機嫌だった。
キラーズのセットリストはこちらから→
'Runaways'
'Somebody Told Me'
'Smile Like You Mean It'
'Spaceman'
'This Is Your Life'
'Miss Atomic Bomb'
'For Reasons Unknown'
'Bling (Confession Of A King)'
'Shadowplay'
'Human'
'A Dustland Fairytale'
'Don't Look Back In Anger'
'Read My Mind'
'Mr Brightside'
'All These Things That I've Done'
'Jenny Was A Friend Of Mine'
'When You Were Young'
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