ボーン・ディス・ウェイ・ボールを引っ提げてヨーロッパ・ツアー中のレディー・ガガだが、先週末にはロンドン公演を2日続けてトゥイッケナム・スタジアムで行い、ダイアナ妃を題材にした新曲"Princess Die"も披露した。
ライヴ後にはパラリンピック閉幕式典の打ち上げにも姿を現し、ジェイ・Z、リアーナらと共に会場で見かけられた。
ライヴでは"Princess Die"の口上でエイミー・ワインハウスらへの敬意も表し、さらに"Princess Die"については次のように語った。「とても幼かった頃から庶民の妃と慕われたダイアナ妃がわたしとわたしの母にとって最も重要な存在だったのね。いつかロンドンでこんなにものオーディエンスに恵まれることがあれば、必ずダイアナ妃への敬意を表す時間をひととき作ろうと誓ってたの」
前ツアーのモンスター・ボールへの続編となった今回のツアーでレディー・ガガは異星人の女王を演じていて、ゴシックな巨大な城の外という設定の舞台になっている。"ハイウェイ・ユニコーン(ロード・トゥ・ラヴ)"で幕を開けると、レディー・ガガは馬を脇に抱えて登場し、その後"ガバメント・フッカー"まで顔を隠したままパフォーマンスを届け、「インタールード」を経て"ボーン・ディス・ウェイ"でようやく自身の全貌をさらけ出すという演出を披露した。
その後はレディー・ガガとガガの別人格マザーG.O.A.T.との絡みによる演出に沿ってヒット曲が披露されていき、"バッド・キッズ"では『ボーン・ディス・ウェイ』のジャケット写真を意識したバイクに乗った姿で登場し、その後バイクがキーボードへと変化すると、レディー・ガガはピアノだけによる剥き出しの演奏に入り、"ヘアー"、"Princess Die"、そして"ユー・アンド・アイ"を隣にファンのひとりを一緒に座らせて演奏した。
ライヴ中、ガガは"ボーン・ディス・ウェイ"をレコード会社に聴かせた時にゲイ・オーディエンスという「人口統計学的なニッチ」ばかりアピールする曲ではないかと指摘されたことについて触れ、「今日はこんな大きなスタジアムにニッチばかり集まってくれて本当に嬉しい」とオーディエンスに伝えた。
また、"Princess Die"は6月のオーストラリア公演で初めて披露された。
セットリストは以下のとおり:
'Highway Unicorn (Road To Love)'
'Government Hooker'
'Born This Way'
'Black Jesus'
'Bloody Mary'
'Bad Romance'
'Judas'
'Fashion Of His Love'
'Just Dance'
'LoveGame'
'Telephone'
'Heavy Metal Lover'
'Bad Kids'
'Hair'
'Princess Die'
'Imagine'
'You And I'
'Electric Chapel'
'Paparazzi'
'Schei?e'
'The Edge Of Glory'
'Marry The Night'
"Princess Die"のライヴ映像はこちらから→
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=pQxT4XSgzRY
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