ボン・ジョヴィのギターのリッチー・サンボラはグリーン・デイのビリー・ジョー・アームストロングがボン・ジョヴィを一緒にツアーしたなかでは最悪のバンドと呼んだことに反論している。
ビリーは『ケラング!』誌との取材に「(一緒にステージをシェアしたバンドの中では)ザ・ハイヴスがたぶん最高だったね。連中は素晴らしいライヴ・バンドだよ。(最悪の方については)まあ、やっぱり、ボン・ジョヴィってことになるね」と語っていたが、リッチー・サンボラは『ローリング・ストーン』誌との取材でグリーン・デイと一緒にツアーした記憶はないと語っている。
「それについてはまったくわからないんだよね。連中に俺たちのオープナーをやってもらった記憶がないからね。その時の俺がどうにかなっちゃってたのか、あるいは単純に記憶が飛んじゃったのか。楽しくなかったらしいから、それは本当に悪かったなと思うけど」
ビリーは9月21日にラスヴェガスで開催されたアイハートラジオ・フェスティヴァルにグリーン・デイとして出演した際、ライヴ中に突然ギターを叩き壊してステージを降りてしまうという事件の後、ドラッグ・リハビリ施設に入所したことが23日に明らかになっている。
その後バンドのオフィシャル・サイトでは次のようなメッセージが掲載された。「ビリー・ジョーは薬物濫用の治療を受ける予定になっています。みなさんには、グリーン・デイの出番は決して(フェスの開催者の)クリアー・チャンネルによって短縮されたわけではないことをお伝えしたい次第です。ラスヴェガスのアイハートラジオ・フェスティヴァルで不快な思いをされたみなさまには深くお詫び申し上げます」
ビリーは21日のライヴで会場の電光掲示板に1分と表示されたのが目に入った時、これが自分たちの持ち時間のことだと勘違いし、自分たちの持ち時間が削られたと思い込んだようで、突然、逆上してライヴを中断。「もういいよ、今の。新曲やらせてもらうから。残り1分だってよ。俺に残されたのは後たった1分なのかよ!」と激高。
「ひとつ言わせてもらうけどさ、俺は19ファッキン88年からプロでやってんだよ。その俺にあと1分? 冗談も休み休みに言えってんだよ! 冗談ぶっこいんてんじゃねーぞ。どういうことだよ! 俺はファッキン・ジャスティン・ビーバーなんかとは違うんだよ、このクソバカ野郎!」
そのままビリーはギターをステージに叩きつけて叩き壊し始め、最後に「1分だってよ。みんな愛してるよ。またな」と言い捨ててステージを降りた。
バンドは9月26日に待望の新作『ウノ!』をリリースするが、9月末まで予定されているテレビやフェス出演やライヴは中止になると発表されている。
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