カニエ・ウェスト、これまでのツイートをすべて削除

カニエ・ウェスト、これまでのツイートをすべて削除

カニエ・ウェストがツイッターでの過去のツイートをすべて削除してしまっていることが大きな話題を呼んでいる。アーティストのなかでも好んでツイッターを自身の主張の場として利用してきたカニエだけにどのような心境の変化があったのかとさまざまな憶測を呼ぶところとなっているが、『スピン』誌はその考えうる原因を10件上げている。

①『Cruel Winter』制作説。カニエは自身のグッド・レコード契約アーティストによるコンピ盤『クルーエル・サマー』を10月17日にリリースするが、ずっと収録されると伝えられていたア・トライブ・コールド・クエストのQ-ティップのトラックが収録されないことが判明して、これもまた論議を呼んでいた。それを先月末にBETヒップホップ大賞受賞式に出席したQ-ティップは『クルーエル・サマー』への不参加について「猫を逃がしちゃってごめんごめん」と詫びてから、「クルーエル・サマーがあるってことはクルーエル・ウィンターもあるよね」と発言している。『スピン』誌の読みはこれが実際に進行していて、その影響でツイッターのログが削除されたのではないかというもの。

②カニエのツイート画面の刺繍アーティストと組んで作品の値を吊り上げるという説。刺繍作家エイミー・シェリダンは「赤ちゃんのような天使を描いた模様のペルシャ絨毯を特注で作らせることに。そんな絨毯を買うのにここまでやるか?」などといったカニエのツイート画面の刺繍を唯一作ってはネットで販売している作家で、カニエはシェリダンと契約してそれを高額で売るのではないかという説。

③ツイッターをやっていた間、カニエは実はずっと酔っ払っていて、しらふになって読み直したら嫌になって削除したという説。

④これまでの927,565回のツイートのなかでも最高のものを抜粋した『カニエ・ウェストのベスト・ツイートお宝箱』的な出版を考えていて、そのため一時的にすべて削除して煽っているという説。

⑤新作『No Love Deep Web』の陰茎ジャケットで衝撃を呼んでいるオルタナ・ヒップホップ・ユニット、デス・グリップスに新しい局部露出用メディアを紹介されてツイッターを引き揚げることにしたという説(一昨年、カニエは自身の局部露出画像をメールでばら撒いたとされていて、自身もインタヴューでいずれヌード撮影に応じてヒップホップの決まりごとを壊したいとも語っていた)。

⑥クレイ・ショーンの盟友として知られる、V-ナスティをようやく聴いたら、一体どうしてこんな人物にキャリアなどが成立するのかと衝撃を受け、その解明のためしばらく休業することを決意したという説。

⑦グランマを雇うことにして、この先のツイートはすべてグランマに呼んでもらうことにしたという説(グランマとはコメディ映画制作会社ブー・ヤ・ピクチャーズが制作してはユーチューブにアップロードしている動画シリーズで、老婆が「インターンとコカインをキメるのは御法度。21になってない子が多いからね」などといったカニエのツイートを朗読するもの。ほかにも50セントやオッド・フューチャーなどの動画もあるがカニエの動画は20万ヒットを記録している)。

⑧シングル"スルー・ジ・ワイアー"でソロとしての大ブレイクから10周年を来年迎えるにあたって、今後は自身の感じたことや洞察をツイートではなく電報で友人らに知らせることを思い立ったという説。

⑨交際中のタレント、キム・カーダシアンと結婚することにしたから。なお、現在カニエはツイッターでキムしかフォローしていない。

⑩キムがカニエのPCのキーボードの上に腰かけた時にログが全部削除されちゃったから。
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする
音楽WEBメディア rockin’on.com
邦楽誌 ROCKIN’ON JAPAN
洋楽誌 rockin’on