2年に1回、オノ・ヨーコが平和に寄与したアーティストや活動家、団体に授与するレノンオノ平和賞にレディー・ガガが選出され、10月9日にアイスランドのレイキャヴィクで行われた授賞式でガガはスピーチを披露した。レディー・ガガは賞を授与したオノ・ヨーコに語りかけるようにしてスピーチを始めた。
「あなたがわたしの人生を変えたように、隣人が自分の人生を真に変えることがあるんだとわたしは幼いうちから知ることができて幸運だったと思います。今ではポップ・アーティスト、駆け出しの活動家、そして住所のない旅芸人ジプシーになってから5年が経ちましたが、この世界はとても広くていろんなものに満ち溢れていて、この地上ではみな隣人なのだということを知りました。でも、実は地球はみんなが考えているよりよっぽど小さくて傷つきやすいものでもあるのです」
「だから、世界はみんなが共感することが必要なのです。わたしたちは共感をすべてに優先させることができるのか? まったく戦うことなく平和のために戦うことがわたしたちにはできるのか?」とレディー・ガガはこのスピーチで問いかけた。
また、レディー・ガガはスピーチでオノ・ヨーコにジョン・レノンとショーン・レノンの誕生日にあたるこの日に「蓮の花の種とオリーブの枝の種」を贈りたいとも語った。
レノンオノ平和賞の今年のほかの受賞者は平和活動家で故人のレイチェル・コリー、ライターでやはり故人のクリストファー・ヒッチェンス、作家のジョン・パーキンスとプッシー・ライオットだった。
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