ポール・ウェラー、ザ・ジャムの再結成だけは絶対にしないと語る
2013.01.07 18:00
ポール・ウェラーはザ・ジャムの再結成は決してやらないことをあらためて語っていて、その理由として「バカバカしいから」と説明している。
『ザ・サン』紙の取材を受けたポールは60代後半に至ってもなおロックをやり続けるザ・ローリング・ストーンズのようなバンドについては敬意を払っているが、ただ自分の場合には30年前の曲を演奏する気にならないし、それは自分にはできないと語っている。
「ストーンズにはひたすら頭が下がる思いだけど、あれは俺にはできないな。ああいうことはできないよ。ミック・ジャガーは素晴らしいし、長くロックをやり続けてほしい。でも、昔の曲を自分のキャリアにすることは俺にはできないし、そんなことをしたら頭がおかしくなるよ」
ポールはドラムのリック・バックラーやベースのブルース・フォックストンと組んでいたザ・ジャムを1982年に解散させているが、その後何度も数百万ポンド単位のギャラで持ちかけられた再結成の話を断ってきていると伝えられている。
「おかげで俺たちの場合、30年間ろくでもないアルバムを出し続けることは避けられたわけだけど、そういうことになってるバンドはいくつかあるよね。それだけは絶対に避けたいところだからね。かつての勢いというのは捕まえ直すことはできないんだし、やるべきでもないんだよ。ばかばかしいだけじゃないか。50を越えたおっさんが3人でステージで飛び跳ねてたらさ」
その一方でポールは先頃、インディー・ミュージックについて「また楽しく思えるようになってきた」と『NME』に語っている。「ここ数年はクソみたいな状況だったけど、最近聴いたいくつかのバンドは動機が不純じゃない感じがするよ」。
「パーマ・ヴァイオレッツのシングルは大好きだし、刺激になるものがどんどん耳に入ってくるようになってるんだよ。あとストライプスっていうバンドも最近観たけど、『すげえな』って感じだったよ。あのギタリストはすごいやつだよ。おかげで俺のハードルも上がっちゃったってもんだよね。ほんとにさ」
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