エリック・クラプトンは、21枚目のアルバムにして『クラプトン』以来、3年ぶりの新作となる『Old Sock』を3月12日にリリースする。

内容は"Every Little"、"Got to Get Over"の新曲2曲のほか、エリックが特に好きな楽曲10曲のカヴァーを収録したものになっているが、客演もまた豪華なものになっていて、"Angel"には盟友J・J・ケイルのバック・ヴォーカルとギター、"Get on Over"ではチャカ・カーンがコーラス、"スティル・ガット・ザ・ブルース"ではブラインド・フェイスも一緒だったスティーヴ・ウィンウッドがオルガンを、そして"オール・オブ・ミー"ではポール・マッカートニーがベースとヴォーカルを提供している。

楽曲のスタイルも多岐にわたっていて、ゲイリー・ムーアの"スティル・ガット・ザ・ブルース"やレッドベリーの"おやすみアイリーン"などのブルースやロック、ピーター・トッシュの"井戸が涸れるまで"などのレゲエ、そして"オール・オブ・ミー"やジョージ・ガーシュウィンの"わが愛はここに"などのジャズ・スタンダードなどを取り上げている。

新作のリリースにあわせて、エリックはアメリカ・ツアーに乗り出す予定で、さらにマディソン・スクエア・ガーデンではクロスロード・ギター・フェスティヴァルを開催する予定だ。今回のクロスロードにはB・B・キング、バディ・ガイ、オールマン・ブラザーズ・バンド、ジョン・メイヤー、ゲイリー・ラーク・ジュニアらの出演を予定している。